TVXQ JunsuｰKissしたまま、さよならｰ第5章

美希の心配 ページ9

A「ただいま…」


美希「おかえり〜」


Aは放心状態のままリビングに入る


ドサッ


ソファーに倒れ込むようにして座った


「どうしたの…?お姉ちゃん」


美希が心配そうに隣に座り聞いてくる


A「どうしよう…私…」


美希「何?…何があったの?」


美希が静かに聞く…


A「美希も覚えてるよね?私達の実家の隣に住んでた…」


美希「圭兄ちゃん?」


A「そう…圭。その圭がニューヨークから日本に帰って来てて…今日会ったの」


美希「へぇ〜!!圭兄ちゃん懐かしいじゃん♪久しぶりに私も会いたいなぁ〜」


A「…明日ここに美希に会いにくるよ…」


美希「えっ?そうなの!?え〜なんか緊張してきた!」


A「でも…」


さっきまで喜んでいた美希が静かになる…


美希「…でも?」


A「もう…私…何が何だか分かんないよ…」


Aはクッションに顔を埋めた…


美希「何よ…どうしたの?お姉ちゃん…」


A「…圭に…結婚しようって言われたの…」


美希「へっ?」


美希は意味がよく分からないという顔をする…


美希「それって…プロポーズよね…そういえばさ、お姉ちゃんと圭兄ちゃんって言い名付け…」


A「昔の話で私は忘れてた…圭はニューヨークに行っちゃったから、もう会えないんだって思ってたから…それに…私には…」


美希「ジュンスがいる…」


Aが出すのが怖かった名前を美希が呟いた…


美希「それで…返事は?」

A「あさってにニューヨークに帰るから…それまでにって…」


美希「…どうするの?返事…」


A「断るよ…」


美希「…揺れてる?」


A「えっ?」


美希「お姉ちゃんの気持ち…揺れてないの?」


A「揺れて…ない」


力のない返事をしてAは自分の部屋に戻った…

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