なんばーわん ページ10
亮和 和真side
切甘
--
「いってぇ ..」
唯「あのねぇ、あんた達いい加減にして」
亮「わりぃって」
唯「ったくもう」
久しぶりに亮介と殴りあってしまった
理由はただのすれ違い。
あまりにも久しぶりすぎてヒートアップして顔面に傷を作って只今唯に看病されてまっす 。はい。
「悪かった、亮介」
亮「いや、俺も悪かった」
唯「はい、仲直りしてさっさと帰んなさい!」
--
「なあ、亮介」
亮「ん?」
「いや、なんもねえ」
帰り道、ずっと言いたかったことを
言ってみようと思った
でもやっぱり言えなかった
俺は亮介が好き
気づいたら好きだった
ただの友達、親友だと思ってた
男らしくて喧嘩っ早い俺を止めてくれる
フォローしてくれる奴
いつしかそれが恋に変わるとは思ってなくて
亮「和真、和真!」
「へ、あ、なに」
亮「赤信号だぞ、死ぬぞ」
「あ、わり、」
最近一緒に帰るのすら辛い
胸がぎゅーってなる
なんなんだよ、まじ ..
「ぬあーもう!!うるせえ!!」
うるさい!俺の心臓!!
亮「おい和真、おまえ大丈夫かよ」
って苦笑いする俺の想い人
「なあ、亮介はさ、」
---
亮介side
和真と久しぶりに殴りあった次の日、
珍しく一番乗りの和真が溜まり場にいなかった
星「あっれ〜?和真は??」
唯「寝坊じゃないの?」
長「亮介なんか知らねえの?」
「知らねぇよ、寝坊だろ」
和真を置いて学校には来たものの
連絡も一切なくて、電話も繋がらない
さすがに心配になってきた
「和真の様子見てくる」
唯「は、え、早退すんの!?」
なんて唯の声が聞こえたけど、
そんなことどうでもよくて
気付けば走って和真の家まで来ていた
「は、はぁ .. 」
インターフォンを鳴らしても出てくる様子がない
家にいないのか、?
「和真、いんのか?」
何度か玄関を叩いていると
人影が見えた
がちゃりとドアが開いた
「和真、おまえ、」
和「っ、りょ、すけ ..」
目の前には顔が真っ赤で虚ろな目をしてる和真
「ちょ、うわ、」
そして突然に俺の方に倒れてきた
「あつ、和真、おまえ」
和「えへ .. 風邪引いたっぽい」
--
234人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴょんすけ(プロフ) - ぴかさん» コメありがとうございます!あのマイレージ番組のたいぴが可愛くて可愛くてつい書きたくなってしまいました(笑) (2017年6月1日 13時) (レス) id: 38ee8521b6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか(プロフ) - パクチーのお話読みました♪とってもカワイイですっ(〃ω〃)キスも出来ないくらいパクチー嫌いとか笑藤ヶ谷くんらしい笑 (2017年6月1日 0時) (レス) id: 9684e9a139 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴょんすけ | 作成日時:2017年5月28日 23時