検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:53,825 hit

カ・ク・シ・ゴ・ト ページ12

KF 歌詞をちょい捏造 フラグ立ちまくりです

--


「今日だけ、な?」


この関係


もう抜け出せない


.



きっかけは些細なこと

DVDの特典でサシ飯してから
少しずつ2人で呑む機会が増えた

藤ヶ谷と仕事以外で仕事の話やプライベートの話をするのはとても新鮮で刺激になるから

すごく貴重な時間だなって思いながら楽しんでた


ある日、いつも通りご飯を食べて行きつけのバーに藤ヶ谷を連れていった

普段メンバーといるときは呑まない藤ヶ谷が
やけにその日はハイペースで呑んでいた


「珍しいな、そんな飲むなんて」

「うるさいぃ〜…」

「明日オフなのか?大丈夫かよ、」

「オフだもん、オフだし…オフなんだよ…」

「いや、うん、オフなのはわかったから、」


ただでさえ弱いのにこんな飲むなんて
なにかよほどのことがあったんだろうな、とは思っていた

きっと、恋人関係で 。


「きたあま、おまえはいいよなあ、きっと彼女とも上手くいってんだろうなあ」

やっぱり。

「別に彼女なんていねえよ」

「こないだまでいたじゃん、別れたのお?」

「そもそも彼女いねえから」

「なあんだ、凹んでた俺を返して〜」


へこんでた?藤ヶ谷が?

てか、藤ヶ谷には、

「.. 木村さんとは上手くいってねえの?」

「なんか大人だからさあ、ついてくのでいっぱいなんだよねえ」


そう、木村さんと藤ヶ谷は付き合っている


「無理すんのも良くねえと思うけど」

「きたあまはさ、俺とキスしたい?」

「は?んだよ、急に ッ ..」


唇に触れる温もり

つん、と香るジンの匂い

ゆっくりと離れるその唇


「おれ、今きたやまとキスしたいよ」






「今日だけ、な?」


.


「ッん、はあ .. ま ッ んぅ う」

「 ッ だまってろ ハァ ..」


俺の家で今藤ヶ谷を襲っている

いや、悪いのは藤ヶ谷だ。

誘う藤ヶ谷が悪いんだ。


あー、木村さんいるのに

なーに俺やってんだろ、

なんて

頭の中で考えながら

その日藤ヶ谷を抱いた

一夜限りの関係だと思っていた、そのときは


.

あれから7人の仕事のときも、2人きりの仕事のときも、帰りは呑んで俺の家にくるのが当たり前になっていた

そして藤ヶ谷を抱くことも


だけどその度に、どこか上の空な藤ヶ谷を見て

あー、あいつの中に俺はいないんだな、と
痛感させられた。


だけど、俺を求めているのも間違いなくて、


辛いのは俺だけじゃない、

だから、

この関係に


終止符を打たなくては

そう心に決めていた


---

2→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
234人がお気に入り
設定タグ:北藤 , 藤北
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴょんすけ(プロフ) - ぴかさん» コメありがとうございます!あのマイレージ番組のたいぴが可愛くて可愛くてつい書きたくなってしまいました(笑) (2017年6月1日 13時) (レス) id: 38ee8521b6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか(プロフ) - パクチーのお話読みました♪とってもカワイイですっ(〃ω〃)キスも出来ないくらいパクチー嫌いとか笑藤ヶ谷くんらしい笑 (2017年6月1日 0時) (レス) id: 9684e9a139 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴょんすけ | 作成日時:2017年5月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。