Feather

Cheating-YN ページ38

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"ユンギオッパ…"








いつからか、Aちゃんはそう俺のことを呼ぶようになった

でもそれはふたりだけの空間の時だけ


それが俺にとっては刺激

だから、俺もふたりのときはAっていうんだ









　「なんですか？」

YN「俺のこと好き？」

　「はい」

YN「でも、Aにはナムジュンとかジョングクってイケメンな奴がいるだろ？」

　「それでも、私の好きな人はユンギオッパです」

YN「そっか笑」

　「奥さん…ハウンさんとどうですか？」









YN「なぁ、A」

　「はい？」

YN「俺の前でハウンの名前は出さないで？ 今俺が好きなのはAだから」

　「そうですか」









嬉しそうに微笑む









俺って欲張りだよな
ハウンと結婚した今では

前に言った

結婚するまでの浮気だったのに









ハウンとは確かに長い付き合いだった
もちろん好きだけど

まだ深く知り合ってないAのほうが魅力的









　「ハウンさんのこと考えないでください？」

YN「え？ あ、ごめん」

　「ユンギオッパはハウンさんのことを考えると悲しい顔をしてます」

YN「なんだか、Aにはなにを考えててもバレちゃいそうだね。笑」









ﾁｭｯ









静かになった空間に響くリップ音



いつもスタートは俺からだけど

その先を求めるのはいつもAからだった









...









NJ「ヒョン？」

YN「ん？」

NJ「さっきから、ぼーとしてましたよ？」

YN「あぁ、最近寝不足で」

NJ「もー、結婚ほやほやだからってそんな報告しないでください笑」

YN「笑笑」

NJ「あ、Aさんから曲の直し聞いてますか？」

YN「え？聞いてないけど…」

NJ「あれ？ ユンギヒョンと直してって昨日言ったんだけどな」

YN「ひとりで直そうとしてるのかもしれないな、今度会ったら聞いてみる」

NJ「お願いします」

YN「なぁ、ナムジュン」

NJ「はい？」

YN「昨日会ったのか？」

NJ「あぁ、はい」

YN「何時頃？」

NJ「朝早くですよ、たまたまあいつらの宿舎の中にいたので」

YN「ふーん、そうか」

NJ「なにかあるんですか？」

YN「いや、ちょっと気になってよ」









今ちょっと自分に驚いた



妬いてる？


ﾊﾊｯ そんなわけないよな笑









自分で知らないうちにAは大切になってたんだ









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