Feather (ページ21)

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保育園ページ21

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イヤフォン越しから聞こえた声に耳から外して振り向けば

　「テヒョンさん？」

TH「なに歌ってるのー？」

　「え、えーっと… BTSってグループの曲です」

TH「ひぇっ！？誰ペン！？」

　「いや、私… 曲は知ってるんですけどBTSを知らないんですよ…」

TH「え爆笑知らないの！？ぐはっっ笑」

状況をよめない私の頭の上には大きなはてな
それに気がついたのかテヒョンさんはこの前の四角い口で笑いながら

TH「俺、BTSのメンバー笑」

　「…ふぇ？」

TH「なんで知らないの！笑俺、結構テレビ出てるよ！！！！！」

　「ていうことは… BTSって防弾少年団？」

TH「そうそう！知ってんじゃん！」

　「ナムジュンさんの…子達…？」

TH「そーそ！ナムジュンヒョンは俺らの神様っ！！！！」

　「ほほー…」

TH「うん！」

　「じゃぁ、私が最近聞いてたグループってテヒョンさんのグループなんですね」

TH「多分、そーだよ！」

　「なるほど…」

TH「Aちゃんは曲だけで俺らのこといいと思ってたの？」

　「はい、そうです」

TH「えーそれすっげー！嬉しい！ｳｼｼ｣

　「なんて笑い方するんですか笑」

TH「えー？いつもどーりだよー」

　「そういえば、テヒョンさんここで何してるんですか？」

TH「あ、えー、えーっとねー…宿舎から逃げてきた！笑」

　「なにしてるんですか！？」

TH「えーだって最近遊んでないしー… あ！Aちゃん！付き合ってよ！」

　「な、何にですか…？」

TH「海！海行きたい！」

　「今からですか？」

TH「そ！今から！今！」

　「いやーでも、夜になりますし心配するんじゃないですか？メンバーさん達」

TH「してるねっ笑さっきから電話のバイブが止まんないもん爆笑」

　「いや！笑い事じゃないでしょ！はやく帰ってください！」

TH「えー… じゃぁー、一緒に宿舎来てよ」

あざとい上目遣いでおねだりしてくる…この人本当に私より年上？

　「そんなこしても無駄ですよ、行きませんからね」

TH「じゃぁー！ここから動かないー！帰らない！」

仁王立ちして腕を組み始めたテヒョンさん

　「なに馬鹿なこと言ってるんですか。」

TH「帰らない！帰らない！帰らないぞ！」

　「あーもう！送るだけです！わかりました!?」

TH「うっしゃああああああ！！」

この人は私より年下である

そう、五歳児だな…

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