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「お疲れ様でした」

「お疲れ、明日もよろしくな」

毎日遅い時間まで付き合ってくれるマネージャーに労いの言葉をかけて車を降りる。


下から見上げても、分厚い遮光カーテンで覆われた部屋に灯りは見えへんけど、あの中でマルが待っててくれると思えば足取りも軽くなる。

ただ 予定よりも遅くなったし、明日も撮影があるから、マルとゆっくり出来る時間は残り少ない。


「ただいま」

「おかえり、裕ちん」

もしかしたら寝ているかもと、自分で鍵を開けて入ると、リビングからマルが顔を出した。

「ピンポンしてくれたら鍵開けたのに」
新婚さんみたいにしたかった…と唇を尖らせるマルの頭をポンポンと叩いて、クンと鼻を鳴らす。

「えぇ匂いするやん」

「そうなん!本格的な煮込みは時間なくて作られへんかったけどハンバーグを…」

キャッキャッと、今日のメニューについて説明しようとするマルを、自分の唇に人差し指をあて一旦黙らせた。

「…なに?どうしたん…」

戸惑うマルに、ニヤリと笑ってみせる。

「新婚さんぽいことしたいんなら、あれ言うて」

「ん?」

「『ご飯にする?お風呂にする?それとも…』言うやつ」

からかってやると、一息に耳まで真っ赤に染まる。


「ゆ、裕ちん何言うてんの。そんなキャラちゃうやん」

「えぇやん。マルが言うん見たい」

コート脱いで、手洗いうがいして、リビングに落ち着いた俺の後を、ヒヨコみたいに付いてまわるマルが可愛くてしょうがない言うたら、もっと真っ赤になってくれるんやろうか。

3→←るうとちょこれーと1



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ショーン(プロフ) - 今もこのお話に癒されてます。横山くん主演のドラマはじまりますね。るうくんの続編みたいです。お願いします。ごめんなさい。私の願いです。 (2021年4月24日 0時) (レス) id: 849d9c80b5 (このIDを非表示/違反報告)
イオリ(プロフ) - ご無沙汰しております(・_・;コッソリ読んで楽しませていただきましたー!心が追いついて無かったり仕事忙しくて疲れもあったりで癒されてました!ジワジワ次のを楽しみにしておりますが…無理はなさらないでくださいね! (2020年7月16日 22時) (レス) id: cb3b924603 (このIDを非表示/違反報告)
いの83911(プロフ) - ビビリさんお疲れ様でした。読むたびに癒されてます!るうにニヤついている一人です。大変な中ありがとうございました! (2020年7月11日 22時) (レス) id: b59058f023 (このIDを非表示/違反報告)
くり(プロフ) - お疲れ様でした。更新の度にるうに癒されていました。そのはずでした。だのに!大倉くんの最後の言葉にちびっこでないまるちゃんなら直ぐにでもOKなの?って腐りきった私の脳みそはこちらでもたつとりゅうがいちゃいちゃして横山さんは振り回されて大変です! (2020年7月11日 17時) (レス) id: d1f0903ef4 (このIDを非表示/違反報告)
かぁ(プロフ) - ビビリさんお疲れ様でした。るうくんとのお話大好きです。今回のお話も、最後たぁお兄ちゃんへのメッセージで泣きそうになっちゃいました。まだまだ大変な事と思いますが、これからも更新楽しみにしてます! (2020年7月11日 12時) (レス) id: 6ed8d28ab1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビビリ | 作成日時:2019年5月29日 23時

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