きみたちはペット。

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｢おはようございまーす！｣
今日は日曜日、やっと休みだ！と思いたい束の間。

インターホン鳴って玄関を開いたら見事に笑顔のペット2人。

時刻は早朝8時だし夢かな？？とまたドアを閉める。
前に、ガンと靴を扉の間に入れられるわ、ドアを無理やりこじ開けられるわで、家の中にあっさりと侵入される。



｢｢お邪魔します｣｣


｢ちょっと！｣

｢休日は眼鏡なん？似合っとるな｣

｢あ、ありがと、｣


じゃなくて！！！
私のアパートなんで知ってるの？？？



｢緊急連絡先見てきた｣

｢犯罪じゃないの？｣

お前は読心術の天才か？？？


｢なぁ、緑茶と紅茶どっちにする？あれ？コーヒーないん？｣

｢あ、うん、今切らしてて、｣

お前はスルースキルの天才か？？？？







｢･････てか、帰ってよ！！！！｣

なぜ普通に茶を飲んで寛いでる？？？？？仮にも主人の部屋だよ？？？？私もなんだかんだで座ってるし。

昨日の今日で気まずいんだよ！！！



突然大きい声を出すから、2人は目を見開いて驚いている。


｢なーにぃ？なんで怒っとんの〜？｣

ポットからマグカップにお茶を注ぐ手をやめて、子供をあやすみたいによしよしする康 二くん。

いや怒るだろ、休日だぞ？



｢ちょっと撫でないで｣

｢ん〜抱っこがええの？｣

｢っ！何言って！？｣

｢え？それ俺したい、膝の上座る？｣

｢は？そうじゃない、ちょっと、引っ張るな、｣

｢俺やってA上に座らせたいんやけど｣

｢え、な、は？｣

｢なんでよ、それはまだしてないから俺が、｣

｢俺やって、｣





｢〜〜〜〜ジャンケンしなさいよ！！！｣

おもちゃを取り合う子どもみたいに、腕が左右に引っ張られたところで、頭が働いていない私は変な提案をしてしまった。


今絶賛後悔している。

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