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【JIN】
Aはソファに座らせたあとも震えは止まらず、右腕をひらすら擦っている。
ジミナから軽く話を聞くとサセンに腕を強く握られたらしい。そろそろ擦るのを止めさせないと肌が痛むし、もし痕になっているなら冷やしたりしないと。
JIN「A、腕確認してもいい?痕になってるかもしれない」
『は、はい…』
JIN「触るよ?」
『ヒョンたちなら、大丈夫なので、』
そっと腕を触り、ゆっくりと袖をまくっていく。
JIN「……っ、」
そこには、薄めに赤く色付いた手形と5つの真っ赤な小さい痕。
多分、爪がくい込んでいたんだろう。
JH「冷やすもの持ってくる…っ」
ホソギが台所へとかけていく。
THはずっとAを後ろから抱きしめていて、ジョングギはジミナの肩を抱く。
ナムジュニは多分MGとか会社に連絡をしていて、ユンギはスマホで情報を探しているんだろう。
JN「とりあえず、2人が無事で本当に良かった……!」
僕はジミナとAを一緒に抱きしめた。
2人とも震えていて、小さくて、冷たくて。
本当に怖かっただろうね。
JH「冷やせるものと、あと毛布持ってきたよ」
JN「ありがとうホソガ。2人にかけてあげて」
毛布をかけてあげると、2人はその毛布に縋るようにギュッと掴んでいる。
それを見てホソギの顔が悲しそうになる。
JM「僕のせいなんです。僕が突然Aのことを誘ったから」
『ちが、います。俺が認められてないから』
なんで。
なんでこんな怖い目にあったのに自分をもっと追い詰めるようなことをするの。
JN「2人とも、」
YG「悪いのはさっきお前らを直接傷付けていたやつと、ネットでバカみてーなことを言ってる奴らだけだ。お前らが悪いところは微塵もねぇよ」
ユンギが2人の前にしゃがみこむ。
YG「こうなる前に止められなくてごめんな」
JM「そんな、」
『ユンギ、ヒョン…』
ユンギが顔を伏せて軽く2人を抱きしめる。
その拳はギュッと握りこまれて震えていた。
NJ「一通り連絡はし終わりました。とりあえずAと僕達は明日1日オフです。」
『え、でも、皆さんには』
TH「関係ないわけない!!!!」
JK「テヒョンイヒョン……」
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JUNGKOOK
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ロク(プロフ) - MKさん» もともと身長がもう少し低くて、股下の長さを変えるのを忘れておりました……!ありがとうございます!!!!(´º`) (2021年5月15日 21時) (レス) id: 7428f21434 (このIDを非表示/違反報告)
MK - 好きな設定のお話で凄く嬉しいです!1つ気になったのですが、日本人の股下の長さの平均は身長の47%なんです。なので股下80は身長170でもあります…。主人公が182cm設定だともう少し長くした方がいいかと思います…。(細かいところをすみません) (2021年5月15日 17時) (レス) id: fd9a27aab1 (このIDを非表示/違反報告)
ロク(プロフ) - ソラさん» ありがとうございます(;_;) (2021年5月12日 23時) (レス) id: 7428f21434 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 面白いです!!!!!! (2021年5月12日 22時) (レス) id: 8adef78468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロク | 作成日時:2021年5月9日 6時