新しい7人のヒョン

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そんなの、みんな同じだ。



TH｢最近、SNSでAへの誹謗中傷が酷いんだ。コネでBigHitに入ったとか、実力がなくて下手くそはBigHitに近づくなとか、BTSに近づくなとか……｣


TH｢そのせいで、最近Aはカメラとかテレビのスタッフの前だと俺たちから離れるし、俺達のこと話してくれなくなっちゃった…｣



そう言いながらテヒョンイはAの隣に横になる。

誰も寝ていいなんて言ってねぇけどな。



TH｢俺、許せない。Aは何も悪いことしてないのに。だから、これからは俺が嫌ってほどくっつきに行ってやろうって思う｣


YG｢それで逆上するやつがいるかもしんねぇぞ｣


TH｢やっぱり聞こえてたんじゃん。｣


YG｢お前一人でどうこうできてりゃこんなクソみたいな問題とっくに無くなってるよ｣


TH｢それって俺も協力する、って解釈で間違ってない？？？｣


YG｢…勝手にしろ｣


TH｢やっぱりユンギヒョンは優しいね｣



そのまま瞳を閉じ、Aに抱きつくテヒョンイ。

いつもだったら叩き起すけれど今日だけは見て見ぬふりをしてやろう。



テヒョンイ本人も誹謗中傷に悩まされていた時期がある。
その時の辛さとかがわかるからこそ本当にAのことが心配なんだろう。



YG｢お前も全然ガキだよ、テヒョンア｣



俺はヘッドフォンを外し、毛布を2人にかける。

ギュッと抱きつくテヒョンイと、どこか苦しそうなAを見て自然と笑みがこぼれた。




(さて、ここだけでも終わらせるか)




俺は再び椅子に座りパソコンをいじる。




2人分の静かな心地よい寝息のお陰で10分後に寝落ちしてしまったのは少しあとの話だ。

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