月島の彼女が美人すぎて怖いんすけど【月島蛍】 (ページ10)

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８話ページ10

夜、お風呂からあがってタオルで髪を乾かす

ベッドを背もたれにして無言で髪を拭いていると、携帯がまたピロン、と鳴った

蛍1週間後に合宿ある

無意識に笑顔になる。

蛍はこういう事があると、すぐに言ってくれるから安心できる。学校の事とか教えてくれないけど、部活の事は教えてくれる。

なんだかんだ言って好きなんだよね、バレー

Aそっか、気を付けてね

蛍うん、ありがと

蛍ホントは会いたいけど

Aふふっ、私も!蛍に髪拭いてもらいたいなぁ

蛍お風呂あがり?

Aうん、蛍はちゃんとお風呂入った?

蛍入ったに決まってるでしょ。電話しよ、声聞きたい

ふふっ、と小さく笑って『いいよ』と送るとすぐに電話がかかってきた。

月《A？》

『なぁに、蛍』

電話越しでも蛍が微笑むのを感じる

月《やっぱり．．．Aの声落ち着く》

『ふふっ、蛍の声も落ち着く．．．イケボだからかな？』

月《何それ．．．それより今更だけど、ナンデ東京行ったのさ。僕が寂しがり屋なの知ってるデショ？》

『私も寂しがり屋だよ〜？しょうがないじゃん、親が無理矢理引っ越したんだから』

月《そうだけど．．．学校はどう？》

『ん〜、蛍がいないから退屈』

月《早く宮城に戻ってきなよ》

『我儘だね、蛍は。そういう所も好きだけど』

月《僕も好きだから。忘れるの禁止》

『忘れた事なんかないもんね〜』

月《はぁ．．．可愛すぎ》

『．．．．／／／』

蛍、イキナリ言うのはヤメテ。

月《あれ、照れた？》

『照れてないよ！／／』

月《ふーん？》

．．．どうして電話越しでもニヤニヤしてるのがわかるんだろう。

『蛍〜．．．』

月《ん、眠くなった？》

『うん、ちょっとね．．．蛍の声落ち着くんだもん』

月《(眠たそうな声可愛い) もう切る？》

『え〜．．．久々に蛍と喋ったのに』

月《((ｸｽｯ眠たいなら寝なきゃダメだよ》

『．．．蛍が言うなら』

月《ん、いい子。おやすみA》

『おやすみ．．．』

((ﾋﾟｯ

蛍との電話を終えた私はぐっすりと眠りに落ちるのであった