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"聞けぬなら、そなたと、そなたの母親がどうなるか分かっておろうな"



とぼとぼと家へ向かう。



なぜ、陛下はあんなに"魔女"に固執する?



"魔女"は十中八九ケイの事だ。
あの見た目なので女に見られたのも不思議ではない。


でも…ケイは迷いこんだ人を食べたりなんかするはずがない。




帰宅すると、母が心配そうに駆けよってきた。


「コータ…?ねえ、あの森で何があったの」

「母さん」

「お城の人がみえて…コータから聞いたことを全て話せって」



家にまで…



「ごめんね、母さん。迷惑かけちゃって」

「迷惑なんて思ってないわ。あなたが無事に戻ってきて…それだけで母さんは十分なんだから」


ぎゅっと俺を抱きしめてくれる。



「母さんは…迷いの森の"魔女"の話、知ってる?」

「え?」

「陛下は…俺が森で"魔女"に会ったと思ってる。連れてくるよう言われた。でも俺は…"魔女"には会ってないんだ」


「わたしは…子供の頃親から聞かされて…ただの昔話だと」



母が話してくれたのは


入った人が二度と戻らない迷いの森には"魔女"がいて、迷いこんだ人を食べてしまう、という伝説のようなものが昔からあったと



"魔女"はかつて宮廷に仕えていた側近だったが、当時の王の逆鱗に触れ、森へ追放されてしまい、いまだに森から出ること叶わず、ひっそり暮らしている…



「それが昔話じゃなくホントの話だとして、何で…陛下はかつての王が追い出した"魔女"を必要としてるんだろう」

「コータ、本当に会ってないのね?」

「"魔女"には…会ってないよ」



"魔女"にはね。



俺が出会ったのは、音楽が大好きで、俺に安らぎを与えてくれたただの"天使さま"だ。



どうすればいい――



このままでは、ケイにも、母さんにも迷惑をかけてしまう。



夜更け、俺は目立たないよう黒いマントを羽織ってフードを被り、何よりも大事な楽譜の束を鞄に入れそっと家を出た。


注意深く当たりを見回す。誰も尾けてはきてないようだ。



向かう先は、迷いの森。

真っ暗闇の森に、躊躇なく足を踏み入れる。

灯りはつけられないので、これまで訪れたのを思い出し、勘を頼りにどんどん進むと、ふわふわ漂う小さな光が前方に見えた。



いつもケイの傍らにいる、あの蝶だった。


「…迎えに来てくれたの…?ありがとう」

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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 先日の動画での黄緑さんがとっても無邪気で可愛らしかったのでわたしの妄想竹も一気に成長した次第です(≧∇≦)♪ 素直に喜べないツンな青さんも愛しい… これからどんどん濃厚接触しちゃって!! (2020年5月29日 7時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - あーもう黄緑さん可愛いとしか言いようが(>▽<)再会の恋人たちですもの、何もかも置いてまず濃厚濃密優先ですよね♪ (2020年5月28日 23時) (レス) id: 4652b9a84b (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - shootingstarhapさん» ありがとうございます! 素直に喜べずついついツンになっちゃう青さんが可愛いんですよね〜(≧∀≦) (2020年5月28日 16時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - だって会いたいから読みました(^^)濃厚接触のとこ、確かに言いそうだなぁって思いました(笑)2人のやり取りがとてもリアルに感じられました(^^) (2020年5月28日 11時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» そうなんですよ〜♪ あの上達の裏ではいちゃこらお料理教室がきっとあったと思われます(≧∀≦) 久々のご本人さま方の供給で妄想もはかどるってもんです〜♪♪ (2020年5月23日 0時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作成日時:2020年2月3日 22時

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