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何で…？
何でずっと俺を見てるの…？
「伊野尾」
「…な…に…？」
薮がすうっと息を吸って
「伊野尾の事が好きなんだ。初めて会った時から…ずっと」
真っ白。
ほんっとに、頭まっしろ。
「…ほぇぇ…」
「め、迷惑なら」
わーー！！帰ってこい俺！！！
「め、迷惑なわけない！！！俺も好きっ！！！」
今度は薮が目を見開く。
「え…？」
「だ、だから…俺も薮が好きなの…」
「…ホント…？」
顔が熱すぎて、倒れそう。
「や…ぶと…一緒だよ…俺も…今の関係が…崩れるのが怖くて…」
「いのお…」
「中学も…高校も…一緒にいたくて…同じ学校受けたんだもん…」
「…そうだったの…？」
「生徒会だって…薮がいたから…側に居たくて…」
ふと、薮の腕と俺の腕が触れた。
伝わる体温にどきっとした瞬間、薮が俺の手に指を絡めてきた。
「…俺と…付き合って…くれる…？」
想定外の展開に、心臓は跳ねっぱなし。
身体中の血液も沸騰しそうだ。
でも
「…は…はいっ…！！」
薮が俺のおでこに自分のおでこをコツンと当てた。
「かわい…」
って囁いたと思ったら、唇に柔らかいものが触れた。
薮が俺の唇をちゅっと吸って、そっと離した。
「…！！！」
「ふは、伊野尾…すっげー真っ赤」
誰だよ薮の恋愛経験値がゼロに近いとか言ったやつっ！！
今の超自然なキ…キス…っ！！！
…あ、足が…
足の力が無くなってしまい、よろけた。
「おっと！！」
薮が支えてくれる。これまたスマートに。
「大丈夫か？」
「…だって…いきなり…き、きす…とか…」
「お前の顔見てたらしたくなっちゃったんだもん…びっくりした？」
「そりゃびっくりするだろぉ！！」
「だって伊野尾が可愛いから」
もー！！！
完璧王子は、いざ両思いになったら恋愛も完璧だったとさ。
それから数日後
"薮王子にはそもそも恋人がいた"
という情報が一気に拡散され、ルールはいつしか消えていった。
あくまで"恋人がいる"という情報のみで、詳細は一切不明。調べようとした人もいたらしいが、お相手の情報は全く出てこないそうだ。
そんな風に情報を流せるのは…
「…高木先輩しかいないよな…」
「伊野尾？何か言った？」
「…ううん…」
まぁ…感謝はしとこう。
とりあえず、幸せだからいっか！
「大好きって言ったの！」
fin.
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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 萌えましたか！嬉しいです♪ 青さんは恥ずかしがり屋さんなのでその場で言えないかな〜と、ラストああいう風にしました(^^) (2019年11月1日 22時) (
レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ラストに萌え！wぜひともその場所で言ってあげてください！言えるかわかんないけどww←コメ欄で何言っちゃってるかな；失礼しました； (2019年11月1日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» レスで送るの忘れました！改めて失礼しますw 何食わぬ顔して青さんにベタ惚れな帝王様♪ にやけて頂けて嬉しいです！ 水色さんに寄っちゃうのすごく解りますよww (2019年9月27日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 帝王さまベタぼれですね♪この後を想像してにやけてしまいましたwww可愛いさが増してく伸び始めも好きです(///∇///)(あっ、水色さん寄りに汗) (2019年9月27日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» お返事遅くなりました！ありがとうございます！黄緑さんの銀髪一瞬でしたね…でもホント素敵でした(> <)冬くんと並んだら私きっと倒れます笑 (2019年7月15日 23時) (レス) id: 43f497f4b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2019年6月15日 21時
