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高木先輩はまたふっと笑って
「大事なのは…伊野尾くんの気持ちじゃない？」
…俺の…？
「3年の女子の間では動きが出てるよ。ルールなんて関係ない、王子を誰が落とせるかって」
「えっ…！？」
「薮くん完璧王子だけど、恋愛に関しては経験値ほぼゼロだからね、押されたらコロッと落ちちゃうかも」
…確かに…今まで浮いた話は聞いたことない…！！
「…ルールが生きてる内に動くべきだと思うけど？」
カララと扉が開いた。
「お待たせ。終わったよ」
「こっちも片付け終わったよ。じゃね、薮くん」
「おう。伊野尾、帰ろっか」
高木先輩が薮に気づかれないよう俺にウィンクして、生徒会室を後にした。
日も暮れて人気のない道を薮と肩を並べて歩く。
いつの間にか俺の背をとっくに越した薮の頭は少し上にある。
…どきどきする。
並んで歩くだけでこんなどきどきしてたっけ？
…高木先輩があんな事言うからだ。
でもさ…薮の気持ちは？
俺が好きって言ったところで、薮が俺の事何とも思ってなかったら困るだけじゃない？
「…今日の…さ」
「え？」
少し見上げて薮の方を見た。…顔赤い…？
体調でも悪いのかな…
「…好きな人がいるから、って言って断ったんだ」
急転直下。
あまりの事に、思考が追いつかない。
「…そ…なんだ…」
薮が俺の方を向く。
俺へんな顔してないかな
顔ひきつってない？
「…告白されたの…中学以来でさ…びっくりして」
抜け駆けなしというルールがあるからね…
「でも俺…その頃からずっと好きな人がいたから」
そんな前から！！？？
もうショックで倒れそう…！！！
「でさ…その人とは友達なんだけど…告白してフラれて友達で居られなくなったら嫌だって思って…それなら友達でいいやって…自分ごまかしてて」
薮も！？
わかる…その気持ちめっちゃわかる！！！！
「…うん…わかる…よ…その気持ち」
「でも…今日告られて、この人はちゃんと気持ち伝えたんだなって思ったら…俺も伝えなきゃって…」
「やぶ…」
「玉砕して…その人と話せなくなったとしても…他の誰かに告られてOKしちゃうこともあるかもしれないなって…さ」
そう言いながら、俺を見た。
じっと見つめられて、目が逸らせない。
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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 萌えましたか！嬉しいです♪ 青さんは恥ずかしがり屋さんなのでその場で言えないかな〜と、ラストああいう風にしました(^^) (2019年11月1日 22時) (
レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ラストに萌え！wぜひともその場所で言ってあげてください！言えるかわかんないけどww←コメ欄で何言っちゃってるかな；失礼しました； (2019年11月1日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» レスで送るの忘れました！改めて失礼しますw 何食わぬ顔して青さんにベタ惚れな帝王様♪ にやけて頂けて嬉しいです！ 水色さんに寄っちゃうのすごく解りますよww (2019年9月27日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 帝王さまベタぼれですね♪この後を想像してにやけてしまいましたwww可愛いさが増してく伸び始めも好きです(///∇///)(あっ、水色さん寄りに汗) (2019年9月27日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» お返事遅くなりました！ありがとうございます！黄緑さんの銀髪一瞬でしたね…でもホント素敵でした(> <)冬くんと並んだら私きっと倒れます笑 (2019年7月15日 23時) (レス) id: 43f497f4b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2019年6月15日 21時
