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ym side
心地よい疲労を感じながら二人とも起きて
昨日深夜まで開いてたスーパーで買っておいた食材で簡単な朝食を作って食べた。
「涼介、何時の新幹線で京都戻るの?」
そう、明日の早朝からの撮影の為に俺は今日中に京都に戻らなければならない。
「18時のを予約したから、まだ全然大丈夫だよ」
「そっか」
「忙しなくてごめんね」
「何言ってんの。てか俺がそっち行けたら良かったよな。涼介疲れてるのにこんなとんぼ返りの移動させて…」
ホントに…いつでも、俺の事考えてくれてるよね。
そう思うだけで…キツイって思える仕事も頑張れるんだよ。
「俺が…薮ちゃん家に来たかったの。
落ち着くし…たった1日でも休みが合ったら絶対ここで過ごしたかったから」
薮ちゃんが目を見開く。
そして、おれの大好きなふにゃり笑顔になった。
「俺ん家、そんな居心地いい?」
「うん。ホテルの味気ない部屋なんかよりずっといいよ…薮ちゃんが普段使わないからキッチンも綺麗だし、料理すんのも楽しいし」
「ひとこと余計だぞ」
「ホントの事じゃん」
ふふっと二人で顔を見合わせて笑う。
「薮ちゃん、お昼ご飯何食べたい?」
「涼介まだ撮影残ってるし…和食とかのがいいだろ」
「俺の事は大丈夫だよ」
「ダメだよ。おまえもお腹いっぱい美味しく食べなきゃ。その分夕飯を控えればいいから」
「経験者は語る?」
「そ!」
またふにゃって笑う。
「魚の煮付けとか食べたいなぁ…あと…筑前煮とか」
「超和食じゃん笑
じゃあご飯は炊き込みご飯にする?」
「それ最高!!俺夜も食べるから多めに作って!」
「ふふっ。りょーかい」
こんなやり取りで最高に気分良くなる俺って、どんだけ薮ちゃんの事好きなんだよ。
撮影も残り少し。今日薮ちゃんにめっちゃ癒してもらったから、楽勝で乗りきれちゃうな。
「涼介?食材買いに行くだろ?」
お皿を洗い終えた薮ちゃんが聞いてきた。
「うんっ」
「じゃ行くか」
さっとキーを手に取り、もう片方の手を俺の前に差し出す。
「…?」
「…ほら、…玄関までだけど…」
意味が解った瞬間、頬が熱くなった。
おずおずと俺も手を出す。薮ちゃんはものすごく自然に指を絡めた。
「俺も手伝うな」
「薮ちゃんは座ってて」
「何だよぉ…手伝わせてくれねーの?」
くすくす笑いながら車に乗る。
どこまでも優しい時間が過ぎていく。
…しあわせだな。
fin.
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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 萌えましたか!嬉しいです♪ 青さんは恥ずかしがり屋さんなのでその場で言えないかな〜と、ラストああいう風にしました(^^) (2019年11月1日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ラストに萌え!wぜひともその場所で言ってあげてください!言えるかわかんないけどww←コメ欄で何言っちゃってるかな;失礼しました; (2019年11月1日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» レスで送るの忘れました!改めて失礼しますw 何食わぬ顔して青さんにベタ惚れな帝王様♪ にやけて頂けて嬉しいです! 水色さんに寄っちゃうのすごく解りますよww (2019年9月27日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 帝王さまベタぼれですね♪この後を想像してにやけてしまいましたwww可愛いさが増してく伸び始めも好きです(///∇///)(あっ、水色さん寄りに汗) (2019年9月27日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» お返事遅くなりました!ありがとうございます!黄緑さんの銀髪一瞬でしたね…でもホント素敵でした(> <)冬くんと並んだら私きっと倒れます笑 (2019年7月15日 23時) (レス) id: 43f497f4b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2019年6月15日 21時