８話・終結 ページ10
その後はあっという間だった
騒ぎが大きくなりすぎるとまずいと考えたのか、ステインはその場から逃走
イチャイチャするために路地裏へ入ってきたカップルはかなりでかい声で叫んだようで、すぐに通報されたらしい
ヒーロー、警察、救急車などがすぐに到着
あの倒れていたヒーローは救急搬送された
そして俺はというと
「なんですぐに通報しなかったんだ！自分がステインを倒して英雄にでもなろうとしてたのか？無茶にも程がある！」
「まあまあ落ち着きなよ。このくらいの年頃なら夢見たってしょうがないでしょ〜。それにあんな場面目撃したら、冷静な判断なんてできないって〜」
「それもそうだが···」
ガッツリ説教をされている
まあ、実際危なかったし怒られるのも仕方ないんだが···
別に英雄になりたかったわけでも、冷静な判断ができなかったわけでもないんだけどな
夢を見る余裕なんてなかったよ
フゥ、と思わずため息をつくと、言い合いをしていた二人のヒーローがこちらを向いた
「とりあえず君も疲れただろうからさ〜、家に帰って休みなよ。面倒な後片付けはやっといてあげるから〜」
「そうだな。後日事情聴取をすることになるだろうが、今日はもう帰った方がいい」
「あ、はい。そうさせてもらいます」
ちょっと驚いたな
もっと長々と拘束されるのかと思ったけど、気を使ってくれたのか
すごくありがたい
さっきから寝そうになってたんだ
「それじゃあ失礼しま
「ちょっと待て」
···なんでしょうか」
ガシリと肩に手がかかる
説教はもう勘弁してほしい
「ボウズが助けたヒーロー、さっき意識を取り戻した。後遺症などもほとんどないそうだ」
「···っっ、そうですか、よかったです。お大事にってお伝えください」
「ああ、もちろん伝える。それからもう一つ、あいつは」
「私達の友達なんだよね〜。助けてくれて本当にありがとう！」
「···えっいやえっとあの、どういたしまして？」
かなり挙動不審だった自覚はある
でも全然考えがまとまらなかった
ただ、笑顔でお礼を言われただけなのに
なんとなくフワフワとした思考のまま、俺は家に帰った
···こんなこともう二度とすんなよ!!としっかり釘を刺された後にだけど
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printemps(プランタン)(プロフ) - 大丈夫ですよ！もち、待ちますとも！早うその問題が解決する様願っています。 (2020年5月7日 6時) (
レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
鳴(プロフ) - 一年でも何年でも待ってます。問題が早く解決するといいですね。 (2020年5月7日 3時) (レス) id: 54dc058908 (このIDを非表示/違反報告)
神崎さん(プロフ) - とても素敵な作品で何度も繰り返し読ませていただいております。続きが楽しみな気持ちもありますがまずはヴァニタス様のリアルでの生活が何よりも大事だと思っているので気長にここでお待ちしてます。お体に気をつけて。いつまでも待ってます。 (2020年5月7日 2時) (レス) id: a37a3c8e5d (このIDを非表示/違反報告)
ヴァニタス - 文ストのポオ君推しさん» コメントありがとうございます！返信遅くなってすみません。文章褒めてもらえるとすごくうれしいです！ (2020年5月7日 0時) (レス) id: d17f0b1875 (このIDを非表示/違反報告)
文ストのポオ君推し(プロフ) - 千葉君視点の小説…悪くない。てか、文章がすごく読みやすいです。 (2020年5月5日 0時) (レス) id: 184bdcfa18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァニタス | 作成日時：2019年9月16日 2時
