歯車１3 【夢−stretched out his arm as if he were grasping at ...−】 ページ18
浜野side
俺はあの崖の前に立っていた
Aが自殺する直前で
霧野「何なんだよ、いきなり」
貴方「私に“消えてほしい”。…皆さん、そう、思ってるんですよね？」
神童「あぁ。【化け物】がいるなんて困るだけだ」
ちゅーか、小３のクセして、よくあんな大口叩けるよね、神童((
貴方「……ﾌﾌｯ そう…ですよね。分かってるんです。そんなこと、とっくに…」
「でも…」
そう言って、Aは“幼い日の俺たち”を見る
…この前もそうだった。俺の存在は誰も気づかない
いてもいなくても同じだと思うのって俺だけ？((
貴方「南沢さんが、『必要なんだ』って言ってくれたから…」
南沢「…ｯ……!!」
貴方「茜ちゃんが、【思い出】をくれたから…」
山菜「い、いかないでよ…Aちゃん…!!」
貴方「速水くんが、私に存在意義をくれたから…」
速水「Aさん…ｯ！」
貴方「倉間くんが、『この世にいらない人間なんていない』って、言ってくれたから…」
倉間「な、何する気だ…A！」
貴方「浜野くんが、【本当に大切なもの】を気づかせてくれたから…」
浜野「何言って…!!」
貴方「さようなら。雷門の皆。そして……ありがとう。私を“最期まで信じて”くれた皆」
Aが崖から落ちていく
＿＿＿＿＿＿＿＿＿あの時と同じように
手を伸ばしても届かない。それは分かっているのに…
浜野「Aーーっ！！！」
どうしても、手を伸ばしてしまう。“大好き”なAを助けたくて
＿＿あの時守ってあげられなかった分、守ってあげたくて
＿＿＿＿＿＿＿＿＿「…大好き」
そう呟いたAは、ゆっくり崖の下に落ちて行き
ﾊﾞｯｼｬｰﾝｯ!!
激流の中に、消えていった
浜野「あ…あぁ……」
まただ。また守れなかった
浜野「何で…！何で届かないんだよ…！！」
俺の叫びは、虚空に消えていった
＿＿＿＿＿＿酷く小さなこの世界が、大きく牙を剥いたような感覚が、俺の焦りを掻き立てた
********
浜野くんが見た夢を全部書いていなかったことに気が付き、急遽書きまｓ((殴
stretched out his arm as if he were grasping at ...
とは、“虚空をつかむように腕を伸ばした”という意味です。あ、でも間違ってるかも((ｵｲ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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美鶴 - すごく面白いです。続きが気になります。更新頑張って下さい。 (2016年6月11日 15時) (
レス) id: 8072ce72b3 (このIDを非表示/違反報告)
?モモ?(プロフ) - あのモモです！素敵な小説です！宵一も凄くかっこいいです！大変ですけど更新頑張って下さい！お身体には気をつけて下さい！ (2014年7月28日 15時) (レス) id: 27ed9cbed5 (このIDを非表示/違反報告)
零落蘭雨。(プロフ) - なんか、題名カッコいいですねww あと面白いですッ頑張ってください^^ (2014年4月29日 23時) (レス) id: f80a5b648f (このIDを非表示/違反報告)
シロザ - はじめましてシロザと申します♪この作品大好きです!続きが気になるので更新頑張って下さい(^^)応援してます！ (2014年4月28日 16時) (レス) id: ef24f3335c (このIDを非表示/違反報告)
アヤメ＠天河原中学大好きです(笑)(プロフ) - 占ツク閉鎖…誰か嘘だと言ってください！ついでに増税の件も！！← (2014年4月1日 10時) (レス) id: 69af819b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：相模 | 作者ホームページ：
作成日時：2013年8月22日 1時
