轟家の双子の妹

イライラ ページ38

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太宰side


「終わってるよ？」

そう言った
私の目には光が無いだろう。
けれど、別に後悔は無い。
すると八百万さんが聞いてきた。

八「何故そこまでして太宰先生は雩狼さんの肩を持つのですか？持つ理由が少なくとも私にはわかりません。」

肩を持つ？
笑わせないでくれ。

太「別に私は霧ちゃんの肩を持って無いよ？」

それは君の見当違いじゃぁ無いかい？
と付け足して聞く。
けれど引き下がりたくないのか、

八「ちゃんとした理由を述べて下さい。」

太「じゃぁ聞くけれど、その理由を聞いたとして、君達には何かが出来るのかい？」

八「そっそれは!!」

太「聞いてもそれを生かせないのなら話すのは無駄だね。」

これだからこの御時世は嫌いだ。
なんせこの御時世、
"個性"
が全てなのだから
あぁ本当に笑えてくる。
彼女の心の内を知らない癖に。
まぁ私としては知らない方がいいのだけれど。

耳「けど、周りから見たらそう見えるよな。」

芦「うんうん。」

太「はぁ。これでも理解が出来ないのかい？」

全「「えっ？」」

太「私も馬鹿では無いのだよ？霧ちゃんに
とって、君達は毒にしか過ぎない。」

全「「はい？」」

太「もっと噛み砕いて言うなら、
個性持ちの君達、ましてや霧をそのように思う奴は霧の過去を抉るだけだ。」

全『『ﾋﾞｸｯ』』

太「轟焦凍、」

轟『ﾋﾞｸｯ』

太「自分が犯した罪がわかるのなら君は今後、霧には近ずかないでくれ給え。」

轟「…けど、」

太宰「？」

轟「けど、先生がそうゆう風に言うなら行方を眩ませてた二年間の事は知ってるんですよね」

太「…」

予想はしていたが本当に言ってくるとは。

太「聞きたいなら霧ちゃんが君達に自分から関わろうとした時にでもしな？」

もし無理にでも聞き出そうとでもするなら、
もし霧ちゃんを…

太「霧ちゃんを泣かせる様な事があったら私がいや、私達は容赦しない。」

轟「…」

乱歩さんの予想的中→←轟家の過去の話

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