5.約束 ページ6
「「「「「海軍！？」」」」」
麦わらの一味が叫ぶ。
『うぇー、エースひでー。まだ言うつもりなかったのに』
頭を掻いて、困ったように笑うAにルフィが詰め寄る。
「なんで海軍なんだよ！？Aは海賊になるって言ってただろ？俺の船に乗るって！！」
泣きそうな顔を見上げるルフィにAは胸が苦しくなる。
『海賊はね、俺には無理だったんだ。ごめんなルフィ』
ルフィの船に乗るとは言ってねーよ俺。と心の中で呟きながらもルフィの頭を撫でる。
「ルフィ、そいつは裏切りものだ」
そう言うエースにルフィはまた泣きそうになる。
「俺とエースのこと嫌いになったのか？」
ギュッとAに抱きつき言う。泣いているのだろうか？肩が震えている。
『んなわけないだろ？俺は2人のことが大好きだよ。でも守りたいものがあるんだ。だから海軍に入った。それじゃダメか？』
ルフィと目線が合うくらいまでに腰を低くする。ルフィは泣いてはいないらしく、Aはホッとした。
「そっか！！なら仕方ないな！！Aが決めたなら俺は何も言わねー！！でも！！」
ルフィが言葉を区切り、Aは首を傾げる。
「海軍嫌になったらいつでも俺の船に来いよな！！絶対だぞ！！他のとこ行ったら怒るからな！！」
またギュと抱きつきながら言うルフィにAはハイハイと頭を撫でながら言う。そんな2人を見ていたエースは面白くないとでも言うような顔をしていた。
その時の麦わら一味は。こいつら恋人か！！！なんだこれ！！他のとこでやってくれ！！
と思っていたらしい。
それからエースはルフィに会いに来た用事を伝えた。
『黒ひげってティーチか？』
エースがわざわざ偉大なる航路を逆走してまで探しているものは、白ひげ海賊団で掟である仲間殺しを破った黒ひげ-マーシャル・D・ティーチを探しているらしい。
「あぁ、何か知ってるのか？」
『いや、そいつの話は海軍にも少しは入ってはきているが、結構ヤバいって噂だ。一人で大丈夫なのか？』
Aの雰囲気が真剣なものに変わる。
『エース、お前気をつけろよ。舐めてかかると死ぬぞ。あいつは何を考えているのかわからない』
今すぐやめておけ、嫌な予感がする。そう言いたいがAは言う必要はないかと思い、釘を打つことにした。
それだけ言えばエースはコクリと頷き、自分で乗ってきた船を使って先へと向かった。途中でバロックワークスのやつらの船を何隻が沈ませて。
『はは、さすがだな。』
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絢兎(プロフ) - カノンさん» うわぁ！！ハリーポッターも見てくれてるんですね！！ありがとうございます！！ (2016年3月18日 13時) (
レス) id: a755a9e121 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 面白いです！！ハリー・ポッターの方も好きです！！更新まってます！(＊＾＾＊) (2015年3月25日 10時) (レス) id: 83d689a04c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢兎 x他1人 | 作者ホームページ：http://lyze.jp/wmdwmd/
作成日時：2014年11月20日 23時
