【鬼滅の刃】水柱のイケメンさんと……

見つめ合わないと出られない部屋 ページ1

目が覚めると、真っ白な部屋に居た。

｢！…起きたか｣

『!? とっ、冨岡さん!? …というか、ここは…？』

｢…俺にもわからない。ただ１つ言えるのは…｣

そう言うと、冨岡さんは反対側の壁を指差した。そこには――……、

《見つめ合わないと出られない部屋》

という文字が映し出されていた。

『……は？』

｢お前が起きる前、散々壁を切りつけたのだが……｣

まさか。

｢……俺の最後の呼吸を使っても、傷１つつけられなかった。つまり、｣

『あのお題を達成しないと、本当に出られない、と』

｢そうだ｣

まじか無理だろ。
だって相手はイケメンだよ!?
普段でもつらいのに、見つめ合えだと!?
眼球が保養しすぎて極楽浄土行くわ…

｢…Aは、嫌か？｣

『いえいえ滅相もございません』

不安そうに俯いてしょぼんってしてるのかわいすぎて受け入れてしまったよずるいよイケメン！！

『…えと、じゃあ、行きますよ？』

行きますよってなんだそれ…？

冨岡さんがこくり、と頷いた。かわいいかよ
……じーーーーーーーーっ

冨岡さんが私を見つめている。イケメン正義ｯｯ
相変わらずの無表情だが、気のせいだろうか。
耳が、ほんのり赤かった。

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