雄英体育祭開幕 ページ10
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雄英体育祭がついにやってきた。
会場となるスタジアムは相当なキャパシティで、しかも例年よりプロヒーローの警備が厳重となった。
先日の敵の襲撃を受けてだろう。
外には観客を始め、マスコミたちで大いに盛り上がっていた。
Aを含め各クラスは控え室に待機していた。
他の女子たちに混ざって話をしていると、Aの視界に轟が写った。
轟は緑谷に話しかけていた。
轟「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」
緑「へ！？うっうん…」
突然何言ってるんだ。
そしてボソボソと何かを話し、轟は強く言った。
轟「お前には勝つぞ」
上「おぉ！？クラス最強が宣戦布告！？」
切「急にケンカ腰でどうした！？直前でやめろって…」
クラスのムードメーカーでもある切島が間に割って入ろうだするが、轟はその手を払いのける。
轟「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ」
すると緑谷が口を開いた。
緑「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか…は分かんないけど…そりゃ君の方が上だよ実力なんて大半の人に敵わないと思う…客観的に見ても…」
切「緑谷もそーゆーネガテイブな事言わねぇ方が…」
緑「でも…！！皆…他の科の人たちも本気でトップを狙ってるんだ。僕だって遅れを取るわけにはいかないんだ…！」
緑谷は一息置いて、轟を力強く見据える。
緑「僕も本気で獲りに行く！」
轟「………おお」
蛙「どうしたのかしら、轟ちゃんと緑谷ちゃん」
麗「…男のぶつかり合い…です！」
「…………」
やっぱりなんだか変だ。
緑谷くんに何をそんなに執着してるの？
思い当たる節が全く見当たらず、Aはその様子を眺めていることしかできなかった。
その2人の様子をこれまた不機嫌な目で見ていた爆豪に気づき、Aは先日借りたタオルを返そうと彼に近寄った。
「爆豪くん」
爆「…あぁ？」
「これありがとう」
綺麗な紙袋に包んだタオルを爆豪に返した。
上「え、なに…爆豪。お前何もらってんの」
上鳴が即座に反応し、騒ぎ出す。
爆豪が上鳴にキレる前に
「私がこないだドジ踏んじゃってさ、その時にタオル貸してもらったんだよね。本当にありがとね、助かった」
周りに有無を言わせないように適当に理由を説明してそのまま立ち去った。
これには爆豪も目が点だった。
爆豪は中身を確認すると、そこには手作りであろうお菓子が入っていた。
轟もその様子をなんとなく見ており、少しだけ眉をひそめた。
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通りすがり - 夢主ちゃんが、方言なのは、全然良いし寧ろ、ありがとうございます(笑）ですが、他のキャラまで同じ方言なのは... (2017年6月8日 16時) (
レス) id: ed46c193c6 (このIDを非表示/違反報告)
エルミス(プロフ) - R18フラグついてますよ (2017年5月26日 14時) (レス) id: e7c01fb440 (このIDを非表示/違反報告)
@将来ニート(中学生) - 方言ですかね？面白いですね笑 (2017年5月25日 12時) (レス) id: 3b34b62b97 (このIDを非表示/違反報告)
霧雲 - こちらは九州弁っぽい感じしますね！ (2017年5月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安奈 | 作成日時：2017年5月23日 0時
