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爆豪は切島と戦い、見事勝利。

轟、飯田、常闇、爆豪とベスト4が出揃った。


そして轟と飯田の試合が始まった。


プ「お互いヒーロー家出身のエリート対決だ!!飯田天哉 対 轟焦凍!!」


スタートが切られた瞬間に飯田はエンジンで轟との距離を詰める。


騎馬戦で見せたあの高速移動で轟に襲い掛かる。


轟はギリギリで避けたが、飯田はすぐに方向を切り替えて轟の頭部へ重い蹴りを一発入れた。

蹴りを入れた瞬間に轟の後ろ首を掴み、彼を場外へ出さんと高速のまま走り出した。


しかし


急に飯田の動きが止まったのだ。

みるみる飯田の体が氷に包まれていく。


おそらく個性であるエンジンのマフラー部分を詰まらせたのだろう。


轟は飯田を行動不能にし、決勝進出を決めた。



もう自分の試合がなくなったAは出張所のモニターで観戦していた。

リ「あの子、流血してるから治してきてやりな」

「あ、はい!」

ほんとだ。さっきの蹴りの時か。


Aはすぐに轟の元へ向かった。

「轟くーん!」

轟「……水瀬」

轟は少しだけクラッとしていた。

「ここ座って!」

その場でやってしまおうと思い、近くにあったベンチに誘導する。

轟は若干まだうわの空状態だったので大人しく座る。


蹴られた轟から見て右側の額を診るために彼の髪を掻き上げた。

痣になっている付近を触ってみる。

轟「….痛っ」

「あ、ごめん!血は意外と出てるけどそんなに深くないから止血だけして、打ち身は治すね」

轟「ん」

話聞いてるのかな?
ボーッとしてる。

まぁ、さっきの試合も炎は使わなかったし。
まだモヤモヤしてて当然だ。

彼の切れ長の目はどこか虚ろだ。

Aはチラっと彼の火傷痕を見た。

精神を病んだとはいえ母親に熱湯を注がれてできた火傷。

簡単に気持ちの切替なんてできないだろう。
でも私も勝手にしんみりするのはダメだ。


「はい!終わり!」

Aはさっきもやったように轟の両頬を両手で包んだ。

轟「!?」

「もう痛くないでしょ?」

轟「…ああ、ありがとう」

轟はAの行動に驚いたようだった。

「…次はいよいよ決勝だね。頑張ってね」

Aにされるがまま頰をムギュッとされている轟はそのまま頷いた。
その様子はさっきも思ったがなんか可愛い。


手を離すと轟はうわの空状態で控え室に向かった。


轟くんの相手は常闇くんか、爆豪くんか……


.

爆豪VS轟→←___



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設定タグ:ヒロアカ , 夢小説 , 轟焦凍   
作品ジャンル:アニメ
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通りすがり - 夢主ちゃんが、方言なのは、全然良いし寧ろ、ありがとうございます(笑)ですが、他のキャラまで同じ方言なのは... (2017年6月8日 16時) (レス) id: ed46c193c6 (このIDを非表示/違反報告)
エルミス(プロフ) - R18フラグついてますよ (2017年5月26日 14時) (レス) id: e7c01fb440 (このIDを非表示/違反報告)
@将来ニート(中学生) - 方言ですかね?面白いですね笑 (2017年5月25日 12時) (レス) id: 3b34b62b97 (このIDを非表示/違反報告)
霧雲 - こちらは九州弁っぽい感じしますね! (2017年5月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:安奈 | 作成日時:2017年5月23日 0時

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