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轟「言えねぇなら別にいい。お前がオールマイトの何であろうと俺は右だけでお前の上に行く。時間とらせたな」
轟はそう告げると出口から出て行こうとした。
あまりに次元の違う話で私も爆豪くんも圧倒されていた。
すると
緑「僕は…ずうっと助けられてきた。さっきだってそうだ…僕は誰かに救けられてここにいる」
緑谷が先に行こうとした轟に話しかけたのだ。
緑「オールマイト…彼のようになりたい…その為には1番になるくらい強くなきゃいけない。君に比べたらささいな動機かもしれない…でも僕だって負けてらんない。僕を救けてくれた人たちに応える為にも…！」
緑谷は轟をしっかり見据えた。
緑「さっき受けた宣戦布告改めて僕からも…僕も君に勝つ！」
「………」
爆「……」
緑谷たちはそのままどこかへ行ってしまった。
「ぷはっ」
ようやく爆豪に放してもらえてAは大きく息を吸う。
「もう少し手緩めてくれてもよかったのでは…鼻呼吸は出来たけども…」
爆「うるせぇ、てめーが大声出そうとしたからだろクソが」
「そりゃ急に背後に立たれてたら誰だってびっくりするよ！それにそれが爆豪だなんて怖さ倍増だよ！」
爆「んだとてめェ！」
「もう！うるさい！耳元で叫ばんで！騎馬戦の時はすごいなって思ったのに！」
爆「…あ？」
爆豪が急に大人しくなった。
「…それにしても轟くんって何かすごく複雑だったんだね」
きょとんとした爆豪を無視してAは話を進める。
爆「あ？奴の家庭事情なんざ知らねーよ」
「そうだけどさ…あー聞かない方が絶対よかったよね〜…あーもうやっぱり爆豪くんのせいだ」
爆「あ！？てめさっきから喧嘩売ってんのか！」
「そんなわけないやん！文句言っとるだけ！さいなら〜！」
爆豪が今にも噴火しそうだったのでAは慌ててその場から逃げ出した。
爆「おいこら！！」
背後で爆豪の声が聞こえたが、無視だ無視！
爆「……」
爆豪はポケットから今朝Aにもらった手作り菓子の袋を出した。
爆豪はさっきこれを食べ、美味しかったらしくまたAに作らせようと思っていたのだ。
爆「クソ」
爆豪はまた袋をポケットに戻し元来た道を戻っていった。
Aはリカバリーガールの所へ行きながら轟の話を思い出していた。
轟くんってあんなに怖い声出るんだ…
彼が抱えているものがこれほど深いものだとは思わなかった。
でも、私が口出しできることじゃない…
見守ることしか私には…
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通りすがり - 夢主ちゃんが、方言なのは、全然良いし寧ろ、ありがとうございます(笑）ですが、他のキャラまで同じ方言なのは... (2017年6月8日 16時) (
レス) id: ed46c193c6 (このIDを非表示/違反報告)
エルミス(プロフ) - R18フラグついてますよ (2017年5月26日 14時) (レス) id: e7c01fb440 (このIDを非表示/違反報告)
@将来ニート(中学生) - 方言ですかね？面白いですね笑 (2017年5月25日 12時) (レス) id: 3b34b62b97 (このIDを非表示/違反報告)
霧雲 - こちらは九州弁っぽい感じしますね！ (2017年5月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安奈 | 作成日時：2017年5月23日 0時
