07.（あなた） ページ7
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『ねぇ、あのさ』
私は深刻な表情を作ったはずなのに、目の前でブロッコリーを頬張ったミナ。
「ん？何？」
『…飲み込んだら話すよ』
「え、待って、すぐっ……で、何？」
口の中のブロッコリーをすぐに飲み込み、口を開けて私に見せるミナ。
こういう所が憎めないっていうか、可愛いなって思う。
『いや、あの…』
「なになに？なーにー？」
『バレた、かも、しれないんだよね…』
私の言葉に、ミナの動きが止まる。
「バ、バレたって？もしや、あれ…？」
『…ん』
私が静かに頷くと、目を見開いて私の隣の席に移動してきた。
頬がくっつきそうなくらい顔を近づけてきて、ミナが私をじっと見つめる。
「…誰に」
『ギョンスくん…』
「よりによって！？でも、今日のギョンスくんいつもと変わらなくない？」
『そうなの。だから、もしかしたら見られてないのかも知れないけど、でも…』
「ハァァァァ…」
大きな溜息を吐くと、私の肩を優しく叩いて宥めてくれる。
ミナはやっぱり私の味方だ。言葉が無くても私の気持ちをわかってくれる。
だからミナには何でも言えるし、ミナも何でも話してくれるから、安心できる。
「ねぇA…私、こんな事言いたくないけどさ、不倫って良くないよ」
『…分かってる』
「Aの気持ちも分かるよ。好きっていう気持ちも伝わるし。Aがそうしたいならそれでもいいよ。でもさ、幸せな家庭を壊すかもしれないギリギリのラインにAは今いるんだよ？」
『……』
非常に説得力がある言葉。
私の存在が部長の家庭を壊してしまうなら、一層の事消えてしまいたい。
だけど、正直強くなりすぎてしまった部長へのこの気持ちは、簡単には無くならないんだ。
好きになった人がたまたま妻子持ちだった。それだけなんだ。
『ありがと。でも、わかんないんだよね、最近』
「何が？」
『前はさ、長くても終電に間に合うくらいまで一緒にいてくれたの。でも、最近は遅くて九時、みたいな』
「…はぁ」
ミナのため息が重くなる。
悲しそうな顔をして私をミナを見て、私も心苦しい。
「もうさ、やめなよ」
『……』
「不倫になったのだってさ、そもそもAがあの人と別れなければ…」
『言わないで』
ミナの口を手で塞ぐ。
塞がれた手の中でミナの口がモゴモゴと動いた。
「ゴメン」
『んーん…』
ミナに悪いことしちゃったな。
やっぱり、不倫は良くない。それは分かってるんだけど、な。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
