49.（ギョンス） ページ49
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チェンが座る椅子のテーブルに、ゆっくりとカフェオレを置く。
それに気付いたチェンが僕を見上げると、読んでいた本を閉じた。
「ギョンス、おはよう！」
「おはよう。悪い遅くなって」
「全然」
僕もチェンの前に座り、荷物を下ろす。
チェンも本をカバンにしまい、深く座り直した。
「久しぶりだね、二人で休みに出かけるの！」
「そうだな」
「で、話って？」
「…唐突だな」
いざ話そうと決めたら、何から話していいのか分からない。
話の順序を付けるのもなかなか難しい。
僕が口を開くまでの時間潰しのように、カフェオレにストローをさすチェン。
「友達の話、なんだけど…」
「おん」
「遠距離の彼女がいて、その彼女は海外に住んでて、だけど、いつの間にか違う人を好きになってしまったみたいなんだ」
「…ほう」
「どうしたら…あ、どうアドバイスしたらいいかな」
腕を組んで眉毛を下げながら考え込むチェン。
そうだよな、難しいよなこの問題は。僕もどうしたらいいか分からないし…
「てゆーかそれってギョンスの話でしょ？」
「！！！？」
「ギョンスいたよね、海外在住の遠距離彼女。でもって、好きな人ってのは誰？」
バレた、やっぱりバレたか。チェンがここまで勘が鋭いやつだったとは。
「ねー、誰？誰？俺知ってる？」
「……」
食いついて欲しいのは、そこじゃないんだが。
「まぁ、違う人を好きになっちゃったら仕方ないんじゃないかな」
「なんか、彼女に申し訳なくて」
「そう思うんなら今好きな人を諦めなよ」
「…そうだよな」
A先輩には彼氏がいるし、彼女を狙ってる人もいる。
高嶺の花だったんだな、僕の教育係は。
そんなA先輩に僕が釣り合うわけない…と、弱音を吐いてしまう。
「彼女が、一時帰国するんだ」
「へぇ。二人でどっか行くの？」
「まだ決めてない、けど」
結論出すならそこだね、と言いながらチェンはストローを口に含んだ。
そうだ、その期間しかない。だから悩んでるんだ。
何て言ったら彼女を悲しませないかな。どうしてあげたら、彼女を苦しませないかな。
悩んでも悩んでも考えつかなくて、だけど思い浮かぶのはA先輩の顔。
こんなに惚れていたのか僕は。
「何したって別れは悲しいものだよ。でもギョンスの気持ちを伝えるしか方法は無いと思うけど」
「…あぁ」
僕らしくない一面を見せてしまったみたいで恥ずかしかった。
でもチェンに話したら勇気が出てきた。覚悟は決めた。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
