46.（あなた） ページ46
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「先輩、これ」
ギョンスくんが差し出してきたファイル。
やっぱり一人で全部直してくれたんだ。悪い事しちゃったな。
『ゴメンね、任せっきりにして。お詫びに今度…』
「僕のミスですよ？お詫びするのは僕の方です」
今まで目を合わせたなかったギョンスくんが、不意に私の方を見る。
「僕、もっと頑張りますから」
一瞬見せた笑顔が可愛くて、全部持っていかれた気がした。
もしかしてギョンスくんのこと好「Aちゃーーーーん！！」
まるでそんなこと思わせないと邪魔するかのように私を呼ぶ声。
声の主スホくんが座るデスクを覗くと、こっちに手招きしてる。
「早く早く！」
『どうしたの？』
立ち上がった瞬間、ギョンスくんと目があった。
その時の表情は少し戸惑ってたように、なんて自分の都合の良いように取りすぎかな。
「あのね、実はさ、これ…」
申し訳なさそうに見せられたのは、ボタン。
『ん？』
「ワイシャツのボタン取れちゃった。Aちゃん付けれる？」
確かに外された首筋のボタンの一つが無い。
隙間から真っ白な肌が覗いて、目のやり場に困る。
『いいけど、脱いでもらわないと』
「だよね。どうしよ」
結局スホくんのワイシャツのボタンを縫い付けるために応接室に行くことにした。
前を歩くスホくんが何で嬉しそうなのか分かんないけど、その背中についていく。
「えへへ、ゴメンねAちゃん」
『えへへって。謝る気ある？』
応接室に入るとすぐに、スホくんはワイシャツを脱ぎ出す。
私の前で恥じらいは無いのか。
見ないように顔をそらしていると、パサッと服が擦れる音がした。
「Aちゃん脱ぎました」
『はい、貸して』
手を出したらそこにワイシャツの感触がしたから、スホくんを見ないようにそれを受け取った。
隣からの視線が刺さるけど、気付かないふりをしてボタンを縫い付ける。
「こんなとこ彼氏にバレたら怒られるかな…」
『彼氏？』
「うん、Aちゃんの彼氏」
『え？』
「え？」
話が噛み合ってない。だけど何でそれを知ってるの。
犯人はレイくんだ、きっとそうだ。また勝手なことを…。
『付き合ってないよ』
「そうなの？」
縫い終わったワイシャツをスホくんに返しながら答えた。
「なら僕にもまだチャンスあるね」
『え』
振り返ってヤバイと思ったけど、スホくんはもうワイシャツを着終えていた。
爽やかな笑顔のスホくんはいつにもなく嬉しそうだ。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
