44.（あなた） ページ44
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ガチャッ
恐る恐る事務室の扉を開けて中を覗いたけど、誰もいない。
『…だよね』
ギョンスくんがいるかもしれない、なんて調子よすぎたかな。
静まった事務室の全体を見回しても、何か変わったことがあるわけでもない。
『帰ろ』
ゆっくり扉を閉めて、事務室をあとにした。
ギョンスくん、あの仕事終わったのかな。
やっぱり任せっきりにするのは申し訳ない。何か手伝えることあっただろうに。
せっかく来たのに…どうしよ。
メイクもしちゃったしこのまま帰るのはもったいない、そう思ったとき頭に浮かんだあのカフェ。
ギョンスくんが勧めてくれたカフェ。せっかくだから行ってみよう。
あのコーヒーの味が気に入った。だからギョンスくんとの話のタネになればいいかなって。
そうと決まれば、行動に移るまで時間はかからなかった。
『……ここ、かな』
看板には紙袋に書いてあったロゴがある。
勇気を出して入ると、人気のカフェみたいで中は賑わっていた。
「一名様ですか？」
背の高い茶髪の男の子が笑顔で私に問いかけた。
『は、はい…』
「席案内しますねぇ〜」
スタスタ歩く彼についていくと、案内されたのは一人用のテーブル席。
椅子の座り心地も良くて、早速気に入った。
「メニューです〜」
ホワホワと喋る彼がメニューを差し出すと、そのまま奥に下がってしまった。
でもよく見ると、奥にも黒髪のイケメンがいる。
そうか、ここのお店が人気なのは彼ら目当てのせいもあるのか。
雰囲気も良くて、コーヒーも美味しくて、イケメンがいて、そりゃ有名になるよ。
「セフナ！水は！？」
「あ、忘れてた！」
そんな声が聞こえて、アタフタと水を持って来たセフナという子。
ごめんなさい、とフニャと笑う顔が可愛い。
「決まりましたか〜？」
『え、えっと…』
どうしよう、とメニューとにらめっこしてると、私の脇に腰を落としてジーっと私を見つめる。
『じゃあ、ケーキセットを…』
「ケーキセットですね〜」
ホワホワ〜と伝票に書いて、ホワホワ〜とカウンターの中に入っていった。
店内を見ると沢山の写真が飾ってあって、そこにはさっきの男の子も映ってる。
あの二人は人気なんだろうな…って思いながら眺めていると、その中にチャニョルくんもいた。
『…！』
よく見たらギョンスくんも。
ここのカフェでバイトしてたって言うのは本当だったんだ。
そっと写真のギョンスくんに触れると、ギューっと締め付けられる気分になった。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
