05.（あなた） ページ5
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「どうだ？新人くんは」
『どうもこうも、大変ですよ』
ブスっと頬を膨らませてそう答えると、吹き出すように笑い出す。
その反応に更にムッとした私は、たくましく太い腕に爪を立てた。
「お、上司に反抗するのか？」
『今は時間外ですー』
ゴロンとベッドに転がった私の横で笑いながらタバコをふかしているのは、私を教育係に指名した部長。
部長には綺麗な奥さんもいるしくりくりとした目の可愛いお子さんもいる。
つまり、これは不倫。
きっと私の気持ちは気付いてるんだろうけど、それを表に出してこないから曖昧な関係。
もちろん私がそれ以上を求めたらすぐに壊れてしまう。
良くない事っていうのも分かってる。だけど、やっぱり好きには変えられなくて。
家族を大切にしてて、家族サービスも沢山してるのも知ってる。
だけど週に一回、残業と愛する家族に嘘を付いて私に時間を作ってくれるこの人を嫌いになんてなれないの。
「ちゃんと仲良くするんだぞ？どうする、先輩に虐められてすぐ退職なんてされたら」
『しっつれいな。ちゃんと面倒見てますー』
タバコを灰皿に押し当て、私の顔を優しい笑顔で見る。
その笑顔で、家族に嘘を付くあなた。
家族が壊れればいい、なんて思っていない。
だけど、優しいあなたを独占したいのは正直な気持ち。
「さ、帰るぞ」
時計を見てワイシャツに腕を通す部長。
私も時間を確認すると、まだ九時を過ぎたところだ。
足りない、もっと一瞬にいたい、ってのは我儘だよね。
ぐっと堪えて、私も着替える事にした。
こんな事いつまで続けるつもりなんだろう。
先に出て行った部長の後を追うように外に出る。
もうすぐバイバイ。続きはまた来週。
そっと腕に手を通そうとした瞬間、前から面識がある姿が見えた。
スーパーの袋片手に歩いてくるのは、ギョンスくんだ。
『ッ…！！？』
慌てて部長から離れて、縮こまりながらすれ違う。
もちろん部長も俯きながら彼とすれ違っていた。
目があったような気がしたけど、ギョンスくんは何も反応しなかったから、セーフ？見られてない？ばれてない？
一気に私の心臓の鼓動が加速し始め、冷や汗が出る。
明日ギョンスくんが言いふらして、会社中に広まっていたらどうしよう。
「…気をつけて帰れよ」
『は…はい』
明日会社を休んでしまおうか、そうも考えた。
大丈夫、ばれてない、ばれてない。明日は普通にギョンスくんと接しよう。
一晩中、私の心臓は落ち着かなかった。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
