40.（あなた） ページ40
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『…！』
シャワーから出るとリビングから美味しそうな匂いがした。
こっそり顔を出すと、テーブルに二つ並んだパスタと、その前に退屈そうにテレビを見ているミンソク。
私が来たことに気付くと、ミンソクが手招きした。
「おかえり。ここ座って」
『作ったの？』
「茹でて混ぜただけ」
ミンソクの隣に座ろうとしたら、何かに気付いたのか私の髪の毛に触れる。
「乾かした？」
『ううん、まだ…』
途端にタオルを私の頭に被せ、ワサワサと手を動かす。
『きゃっ…』
「ちゃんと乾かさないと風邪引くぞ」
『あとでドライヤー借り…ちょっと！笑』
ワザとって言えるくらい髪の毛をグシャグシャにされて、そんな私をミンソクは笑ってる。
こんな時間が幸せで、ミンソクの笑顔が見れて嬉しい。
だけど、キッカケ。そうだキッカケだ。
私がミンソクとやり直したいと思う、そのキッカケさえあれば、またもう一度最初からやり直せるのに。
『…ん』
気付いたらミンソクの顔が目の前にあって、ゆっくり優しくキスをされた。
Ｔシャツの中に手が入り、滑るように上がってくる。
『ねぇっ…パスタ！食べようよ…っ！！』
ミンソクの手を掴んで押し出す。
せっかくのパスタが冷めてしまうのはもったいない。
てゆうのもあるし、こんなにすぐ体を許してしまうのは気が引ける。
「だな、ゴメン」
意外とあっさり引いたミンソクは、体勢を戻して先にパスタを食べ始めた。
あれ？っと拍子抜けしちゃったけど、助かったと言えば助かった。
ボーッとミンソクを見ていたら、私の方を向いて首を傾げる。
「早く食え」
『あ、はい』
頭に乗っていたタオルを取って簡単にたたみ、足元に置く。
少しずつミンソクに近寄るように隣に並んで、いただきます、とパスタを食べた。
「美味い？」
『すっごく美味しいよ』
「レトルトだけどな」
そう言ってるミンソクは凄く嬉しそうに笑う。
どうしてそんなに笑えるんだろう。
私の気持ち知らないんだよね？
私まだミンソクに何も言ってないよね？
分からない、ミンソクが分からないや。
だけどこうやって二人で居る時間は、私も幸せに感じる。
それなのにモヤモヤとしてる私は何なんだろうな。
『後片付けは私がするね』
「ん？いいよ。置いといて」
『やだ。私がやる』
「頑固」
『なっ…！』
「…じゃ、Aが片付けてる間に俺も風呂行ってくるか」
パスタを頬張るミンソク。
きっと今日は、私の心臓は落ち着かない。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
