38.（ミンソク） ページ38
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停電で仕事する気が失せたから、今日はもう帰ることに決めた。
フラッと立ち寄ってみた事務室はまだ電気が点いていて、淡い期待をしながらこっそり中を覗く。
そこで俺はまさかこんな所に出くわすと思わなくて、それが俺の野次馬精神に火をつけた。
だけど、ここでやめておけば良かったんだ。
よくよく覗いて見れば、どこかで見覚えがある。てゆか、押し倒されてるのはA。
「…ッ」
反射的に俺の体は縮こまって壁に隠れていた。
見たくなった、こんな場面。
興味本位が裏目に出たことを深く後悔した。
もし、あいつが俺と同じ感情を持っていたとしたら。
Aがあそこで、あいつを受け入れたとしたら。
あの日俺達が体を重ねたことは、ただ欲に任せただけってことになってしまう。
俺はそんなつもりはさらさらない。Aの事が本当に…
「お先に失礼します」
部屋の中から声がして、誰かが外に出てきて、そいつと目があった。
思い出した、後輩のギョンス、だ。
俺の顔をじーっと見ると、軽く会釈して去って行くギョンス。
何事も無かったようなそんな素振り。
その背中を見つめていたら、ハッと思い出して視線を戻した。
座り込んでいたAにはきっとあいつの余韻が残ってて、それは俺にとって嫉妬にしかならない。
もしかしてさ、
Aの気持ちが俺に無いのは、あいつがいるからなの？
『…え？ミンソク…？』
気付いたらAの視線がこっちに向けられてて、当然俺達は目があった。
さっきまで考えていたことは一旦心の奥に閉まって、作り笑顔で中に入った。
「どうした？立てるか？」
『何でいるの？まさか…』
Aの続きの言葉がすぐに分かった。見てたの？って聞くに決まってれる。
だけど、見てたよ？って返せばAは困るだろうし、気まずい空気は作りたくないから、わざと知らないフリをする。
「たまたま通っただけ。そういや、A雷嫌いだったよな？大丈夫だった？」
『はぁ…ダメだった…怖かった』
涙が溢れそうなくらい目を潤ませるA。
その目も、涙も、全部俺だけのものにしたいのに。
『腰抜けちゃって…情けなくて笑える』
「アハハハ(笑)」
屈んでAと視線を合わせると、照れ臭そうに笑う。
そういう仕草が俺の理性を狂わせるんだ。
『っん…！？』
強引に唇を重ねてすぐに離す。
目を丸くして驚いてるAが愛しい。
「今日、この後も雷続くらしいよ…どうする？」
これが俺の、最終手段。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
