33.（ミンソク） ページ33
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「ミ、ン、ソ、ク」
週が開けた月曜日。
ルハンがニヤついた顔で俺の部署に来た。
「仕事しろ」
「あと１０分で昼休憩じゃん」
「残り１０分も仕事しろよ」
いーじゃんいーじゃん、と俺のデスクの隣に座り出すルハン。
たまたま誰もいなかったとは言え、自由だな。
ルハンが何で来たかも分かるし、聞きたい事も分かる。
あの日は完全に罠にハメられた。…まぁ、結果的には良かったんだけど。
「ミンソク、早く昼飯行こうよー！」
「だからあと１０分待てって！」
「じゃあ場所取って待ってる。いい？」
「お前なぁ…」
仕方なくパソコンを切って、上司にバレないようにルハンと部署を出た。
小走りで食堂に向かう途中で、ルハンは何度もあの日の腹痛の言い訳をしていた。
前の日に賞味期限切れた牛乳飲んだ、腹出して寝た、食い過ぎた、そんなくだらない理由ばっか出てくる。
「でもさー、Aさんとデート出来たっしょ？俺のおかげで！」
と自慢気に言ってくるルハンには呆れて何も言えない。
「…まぁ、楽しかったけど」
「Aさんは？楽しんでた？」
「楽しんでたんじゃないか？でもお前に見せるためにオシャレしてたみたいだから、可哀想だったぞ」
「え！？マジ！？」
困ったように眉間に皺を寄せる。
ちゃんとAにも謝れよ、そう俺が言えば、じゃあ今度飲みに行こ！と変な答えが返って来た。
「それ謝るに入ってない」
「でもお詫びに入るでしょ？俺の奢り！」
「俺の分も奢ってくれるわけだ？笑」
「ミンソクは良い思いしたんだから俺に奢るべき！」
ルハンが俺の肩を押してきて、反動で体が壁に当たった。
アハハハ！と俺の代わりに嬉しそうに笑ってるこの顔を見たら、なんか熱くなった。
Aと過ごしたあの日を思い出して、緩みそうな口元を誤魔化しながら食堂に急ぐ。
「あ、置いてくなよ！待てミンソク！」
後ろの声に逃げるように、俺は走るのをやめなかった。
体を重ねた事には間違いない。
Aと一緒の時間を過ごしたことにも間違いない。
だけどAの気持ちはよく分かんなくて。
俺に真っ直ぐ向いてる気持ちじゃないんだな、って気付いて。
ちょっと強引な方法を取ってみても、やっぱり分からなかった。
俺がちゃんとしっかり気持ちを伝えれば、Aの心は俺に動いてくれるのかな。
考えても考えても、分からなくて。
別れてしまった事を今更後悔したって、本当に遅いんだ。
でもそれは心の奥深くに隠すことにした。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
