32.（チャニョル） ページ32
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「ちょ、ギョンス！俺にもポップコーンくれって！」
ポップコーンのバケットを抱きしめながらずーっと食べ続けてるギョンス。
横から手を伸ばすと、体をそらしてバケットを遠ざけた。
「なんだよ！独り占めすんな！」
「自分で買ってこいよ」
「ギョンスさっき俺が買ったフライドポテトほとんど食ったじゃんか！」
ボリボリ、食べる手を止めないギョンス。
まさにやけ食い。俺にはそう見える。
でも言うと絶対に違う！！って返してくるだろうから、言わない。
A先輩とその彼氏さんに会ってからずっとこんな感じ。
いや、彼氏？彼氏なのかなそもそも。もしただの友達だったら悪いな。
でも、結構似合ってたなあの二人。彼氏さんの身長低かったけど。
うーん、やっぱりA先輩の噂はデマだったのか。
「ギョンス、次何乗る？」
「何でもいい」
「じゃあー、そうだなー…」
パンフレットを眺めながら一つ一つアトラクションを見ていく。
ギョンスが元気出そうなやつ！何が良っかな〜。
「なぁ、チャニョラ」
「お？」
ポップコーンの食べる手が止まったと思ったら、ジーっと地面を見つめてる。
「どうした？」
「いや、何でもない」
「言えよ。何？」
俯くギョンスの顔を下から覗き込むと、クリクリとした目がこっちに向いた。
ブンブンと首を横に振るギョンス。
「A先輩？」
「…違う」
「じゃあ言え。何？」
「……」
「何？」
ギョンスの目がまた俺に向いた。
何を言われるか想像が付かない。
フゥ…と溜め込んでいたような溜め息を付いたギョンスは、抱えていたポップコーンを俺に預けた。
「あいつ、帰ってくるって」
「あいつ？…え、あいつ！？別れてなかったの！？」
「いつ別れたって言った」
「ゴメン」
ギョンスが言う、あいつ。
ギョンスを置いてアメリカに行ってしまった幼馴染。
いつからかギョンスの恋人になっていたあの女の存在は忘れてたわけじゃない。
でも見るからにA先輩の事好きそうだったから、もう終わってんのかと思ってた。
マジか、帰国するんだ。
「それが？」
「…いや、それだけ」
何かを言いかけたようだったけど、話すのを辞めたギョンスにも彼女を想う気持ちが残ってるってこと？
深く問い詰めても、ギョンスが苦しむだけかな。
「そっか…」
何て言ってあげたら良かったのかな。
考えに考えても、何も出てこない。
ポップコーンの甘い匂いがして、フッと気持ちが緩んだ。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
