30.（あなた） ページ30
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なんとなく、ミンソクといるところはギョンスくんに見られたくなかった。
不倫してる上捨てられたくせに、もう新しい男かよ、って思われたくなかった。
…まぁ、間違ってないんだけどさ。
『はぁ…』
「疲れた？」
私のため息にすぐ反応して振り返るミンソク。
ヤバ、っと反射的に手で口を覆った。
『ごめん！違う！疲れてない！』
「無理すんなって。どっか座ろっか」
キョロキョロ辺りを見回しながら、休める場所を探してくれている。
こんなに親身になってくれてるのに、気持ちが戻らない方がおかしいんじゃない？
それなら素直にミンソクを想っていたいのに、どうしてギョンスくんが脳裏にちらつくかなぁ。
こんなんだから尻軽って言われるんだ。
「A、あっちのカフェ空いてた！行こ！」
私の腕を取り、少し早足で歩き出す。
こうやって自然に繋がれた手に意識してしまうくらい、気持ちが揺れてる。
じゃあ、どうして私達は別れたんだろう。
その気にさせるミンソクはどう思ってる？
今の私を、どう思ってる？
「コーヒーと、紅茶。どっちが良い？」
二つの紙コップを私に見せながら、ミンソクが微笑む。
『んと、紅茶！』
「あ、どっちがどっちか分かんな
くなった(笑)」
『え(笑)』
するとミンソクは一口飲んでから、納得したように頷いて飲んだ方の紙コップを私に渡してきた。
「紅茶こっち」
『う、うん…』
ちょっと待って、これ、間接チュー…？
そっか、ミンソクはこんな事も自然に出来るようになったんだ。
私と別れた後、どんな人と付き合ったんだろう。
考えただけで胸が苦しくなる。
これじゃあまるで、私はミンソクが好きみたい…
「A」
『ん？』
名前を呼ばれて顔を上げると、目の前にミンソクの顔。
そのまま唇が重なるまでは、一瞬の出来事だった。
柔らかい唇が懐かしい。
あの頃はこのキスが大好きだった。
でも今は不思議と、新鮮な気持ちになる。
ゆっくりと離れると、ミンソクと目が合う。
顔を真っ赤にして誤魔化すようにコーヒーを飲むミンソクの横顔が可愛らしく見えた。
「わ、わりぃ…つい…」
『…ううん』
「……」
『……』
無言が一番辛い。
感触が残って、唇が熱を持ってるのが分かる。
嫌じゃない、って思うのは相手がミンソクだからで。
近付きたい、って思うのも相手がミンソクだからで。
でも素直に向けない気持ちにはギョンスくんがいるからで。
複雑な気持ちはいつ解決するのだろう。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
