29.（ギョンス） ページ29
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「ギョンスギョンス！！」
バタバタ走ってきたチャニョルの手には、二つの被り物。
「ギョンスどっちが良「却下」
「「……」」
「どっちが良「却下」
眉毛を下げて寂しそうに僕を見下ろす。
だけど、絶対嫌だ。
男同士、しかも二人きりで、休みの日に遊園地に来ることさえ気が引けたのに、更にお揃いの被り物？勘弁してくれ。
「何だったら良い？」
「どれも嫌だ」
「じゃあこれならいい？会計してくる！」
勝手にストラップを選んで、チャニョルは行ってしまった。
浮かれてるのか？いや、浮かれてるなあいつ。
渋々ついてきたのに、そんな僕に不満さえ言わないチャニョルはどんだけ優しいやつなんだろう。
チャニョルが取っていったストラップを見ると、チェーンの先にキャラクターのマスコットが付いている。
ストラップにしてはかさばりそう。でもチャニョルは付けそうだな。
こういうのは彼女とお揃いにするものなんじゃ…。
半ば呆れながら店内を見て回る。
『これ可愛いよ？』
反対側の商品棚から、聞き覚えがある声がした。
まさかと思い少し顔を覗かせると、やっぱりあの人だ。
…あの人、誰。
「ギョンスお待たせ！…って何してんの？」
思わず屈んで身を隠した僕を見下ろしながら、不思議そうに首を傾げるチャニョル。
「(お、お前も屈め！ただでさえデカイんだから…っ！)」
「なに？よく聞こえない」
「だからっ…！！！」
「あれ、A先輩だ」
僕の必死の努力はチャニョルにさらっと壊されてしまった。
しかもA先輩に手まで振ってる。
「バカ！チャニョル！！」
『チャニョルくん…？！』
その声はどうやら近付いていたみたいで、すぐ近くから聞こえた。
ゆっくり立ち上がり、僕もA先輩の方を見る。
普段は隣の席なのにこんな場所で会うのは、これほど気まずいものか。
「スホ？」
隣にいた男性がA先輩に問いかけている。
スホ先輩とも知り合いなのか？でも、面識が無さそうって事は、A先輩から話を聞いてるのか。
『違うよ、会社の後輩のギョンスくんとチャニョルくん』
「あ、そうなんだ。初めまして」
「…初めまして」
恋人？あなたは恋人ですか？じゃあA先輩が最近まで不倫してたのは知らないでしょうね。
「デートっすか？」
「チャニョル、行くぞ」
「え！？何で！？」
「デートの邪魔しちゃ悪いだろ」
チャニョルの腕を引っ張りながら店を出る。
なぜか、あの場にいたくなかった。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
