23.（あなた） ページ23
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『ご、ごめんね？奢ってもらっちゃって…』
スタスタ歩く背中を追いかけながら、二人でお店を出た。
振り返って私を確認するミンソクの顔が、ちょっと笑っている。
「別に。俺が誘ったんだし奢らせてよ」
『じゃあ、次は私が奢るね』
「いいって笑」
ポケットから携帯を出して何かを確認しているミンソク。
「つか、」
カチカチと画面から目を離さず操作をする。
「次もあって良いの？」
ミンソクがそう言うから、自分で言った事の意味を理解した。
ニヤリと笑った顔にドキッとする。
『え、あの…』
「次は肉でも食いに行くか笑」
『それズルい！』
アハハハ！と笑うミンソクの隣を、いつのまにか歩いてる私。
自然に歩けてるかな、強張った表情になってないかな。
ミンソクを意識する度に、あの時の気持ちが蘇ってしまいそうになる。
吹っ切れてたわけじゃないのに、またこうやって私の前に現れてさ。
ズルいんだよ、本当に。
「A、彼氏は？」
『残念ながらいません。ミンソクは？』
「俺も。お互いフリーか笑」
そっかそっか、と独り言を呟きながら夜の空を見上げている。
つられるように私も見上げたら、半分以上欠けてしまった月が見えた。
真ん丸じゃない、三日月でもない、中途半端な月の形。
今の私を表したような、不安定な形だ。
「なぁ」
ミンソクの声にハッとすると、いつのまにか視線は私に変わっていた。
まるでその視線に捕らえられたように、私は動けなくなる。
「俺達、何で別れたんだろうな」
真っ直ぐな目が私を締め付ける。
ドキンドキンと鼓動が激しくなり、なかなか落ち着かない心臓がうるさい。
『っ…』
「まぁ…今更か」
先に視線を外したのはミンソク。
そして、頭をかきながらスタスタと早足で歩いていった。
照れた後に頭をかく癖も、私はまだ覚えてる。
…って、置いてかれる！？
『ま、待っ…』
待って、と言おうとしたけど言葉に詰まる。
もし待たれたら、私は何を言うんだろうか。
ミンソクのあの目を見たら、どうするつもりだったんだろうか。
そんな事言うから、そんな態度を取るから、
私はまた期待しちゃうんじゃんか。
手を伸ばせば届きそうなのに、触れちゃいけない気がして。
触れたら、近付いたら、きっと私は貴方にまた惹かれるから。
だから、もう忘れたかったのに。
貴方は本当に本当に、ズルい人。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
