21.（あなた） ページ21
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定時のチャイムが鳴る。
今日の仕事は一段落したし、帰ろうかな。
久々に服でも買いに行こう、とちょっとOLっぽい事とか考えている私。
パソコンの電源を切りながら荷物を片付けていると、隣でギョンスくんもデスクを片していた。
あ、コーヒーのお礼したいな。ギョンスくん今日用事あるかな。でもな、突然誘ったら引いちゃうかな。
「何ですか？」
頭の中で葛藤していたら、知らぬ間にギョンスくんを見つめていたみたい。
視線に気付いたギョンスくんは、不思議そうに私を見た。
『あ、あのさ、あの、今日…』
「ギョンスー！帰ろー！飯食って帰ろうー！！」
まるで私の声を遮るように、チャニョルくんが後ろからギョンスくんの肩を組んだ。
私達の間に気まずい空気が流れる。
「ギョンス？どうした？」
「…別に」
ガタッと音をたてて立ち上がり、私に視線を落とす。
無表情で私を見つめた後、ニヤリと笑った。
「コーヒーのお礼ならいりませんよ」
『えっ…！何で分かって…』
「お疲れ様です。お先に失礼します」
軽く頭を下げた後、チャニョルくんと一緒に帰って行った。
唖然とした私を面白がっているギョンスくん。
まさか、心の声が聞こえていたのだろうか。
だとしたら、夕飯何にしようとか、セールやってないかなとか、そんな事も全部漏れてたのかな。
年下なのに私をからかう姿が、憎たらしいというか、可愛いというか。
最初の頃より随分と印象が変わった。私に慣れてくれたって事かな。
それが嬉しくて、私の顔も自然にほころんでいた。
『帰ろう』
デスクを片し終え、私も席を外す。
そうだ、ギョンスくんが勧めてくれたカフェに行ってみようかな。コーヒーも私好みだったし、パンも凄く美味しかった。
廊下を歩きながらあの時の味を思い出していたら、角を曲がる所で誰かにぶつかりそうになった。
『わっ…！』
「うわっ、ごめんなさ…て、Aじゃん」
私の前で目を大きくさせていたのはミンソク。
この時間に会うなんて初めて。
『お疲れさま…』
「お疲れ。良かった、間に合った」
『ん？』
「Aと一緒に帰りたくて。急いで仕事終わらせてきた笑」
ハハハと笑って頭を掻きながら照れくさそうに顔を反らす。
サラサラ揺れる髪の毛が、夕陽に当たってキラキラ光っている。
綺麗な横顔が、私の視線を独占させるんだ。
「一緒に帰らない？」
ぶつかった視線を背けることが出来なくて、
私の体は自然とミンソクの隣に並んでいた。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
