15.（ギョンス） ページ15
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「もしも…［なあ！俺家の鍵落とした！どーしよ！！！入れない！！！！］
電話に出た途端、受話器越しにキンキンとする声。
反射的に耳から電話を離し、スピーカーにして通話を続けた。
「なに、鍵？」
［そうなんだよ！！ヤベー！！さっきの飲み屋でカバンひっくり返しちゃったからそん時かなー！？マジ泣きそうー！！］
「お店には連絡したのか？」
［した！！でも無いって言われてさ！！あーもうマジどうしよ！！］
「カバンの中ちゃんと見ろ。どんな鍵だ？」
［黒の皮のキーホルダーが付いてるやつ！！］
黒の、皮の、キーホルダー。
今僕の目の前にある鍵には、黒の皮のキーホルダーが付いている。
「…チャニョラ」
［ヤベェよォォ！！明日朝から買い物行く予定だったんだよォォ！！！］
「おい、チャニョラ聞け」
［ギターも見に行きたかったのにィィィィ！！！！］
「聞けって！！」
［はい］
俺が声を張ると、ようやく受話器の向こう側は落ち着いた。
「その鍵、俺が持ってる」
［はぁぁぁぁあ！？何で！？どこで拾ってくれたの！？］
どこで拾ったと言えば、あの居酒屋。だけどA先輩の物と勘違いして持って来てしまったとは言えるわけがない。
「カ、カバンの中に紛れてた…」
［マッジか、でも安心した！ありがとギョンス！すぐ取りに行くわ！！］
「おう…近所のコンビニで待ってる」
ドキドキしながら電話を切る。
ひとまずこっちも安心だ。どこの誰かも知らない人の家の鍵を持って来てしまったなんて、気になって寝れない所だった。
ジーっと鍵を見つめながら、さっきの出来事が走馬灯のように蘇る。
泣き崩れて座り込んでいたA先輩。
普段の姿から想像出来なかったから、正直戸惑ったのは確かだ。
僕の予想は、おそらく間違ってなかったんだろう。
しっかりして、なんて言ってしまったが、A先輩は充分すぎるくらいしっかりしてる。
だけど僕が言いたいのは、男面をしっかりしてくれ、っという意味であって。
あんなわけ分からない男に絡まれたり、部長にも結局捨てられたり、そんなんじゃ先行きも不安になる。
…って、別に僕が不安がることでも無いんだけど。
A先輩びしょ濡れになってたから、風邪引いてなきゃ良いな。ちゃんと暖かくして寝てるかな。
「……だから、別にそこまで心配しなくても大丈夫だろって」
よし、早めにコンビニに行って立ち読みでもしてよう。
ふぅ、と一息ついて携帯と鍵を握りしめ立ち上がる。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
