12.（あなた） ページ12
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『レイくん、ちょっとごめん』
「ん〜」
だいぶ飲んでるからか、目がいつもよりトロンとしてるレイくんの脇を抜けて、トイレに向かう。
予想以上に盛り上がってる新人歓迎会。
きっとみんなのキャラがいいから、場が明るくなるんだろうな。
あ、私達のときも新人のキャラが濃いって言われたなー確か。
レイくんにミナに私。一番地味なのは私だろうけど、周りに救われてるやつ。
そしてそこにスホくん加わって、尚更キャラが濃くなる。
懐かしいな、なんか。もうだいぶ昔の事みたい。
久々に思い出された記憶に癒されながら、トイレに向かう。
鏡を見ると、私の顔は真っ赤になっていた。飲みすぎたかなぁ。
「A」
トイレから出ると、ドアの前に立っていたのは部長。
周りに人がいないか確認してから、部長の顔を見た。
『あ、部長もトイレですか？』
お酒のせいか、私の気が少し緩んでるみたい。
いつもと違う様子だなんて、気付きもしなかった。
『今日は奥さんにはバレないような嘘ついてきたんですか？』
「ちゃんと話したよ。新人歓迎会だって」
『その後、私との予定もありますよね？』
ゆっくり部長の胸元に手を添えると、その手を掴まれ引き離された。
「そのこと、だが」
『…？』
部長の目が真剣だった。
真剣な目で私を見つめている。
嫌な予感がした。
「妻にバレそうなんだ。この事が」
『…え？』
バレそう、いや、もうきっと勘付いてるはず。
部長の背広に私の香水をこっそり付けたのを、やっと気付いてくれたんだ。
私の存在が奥さんに知られればいい、そう思ったのは部長を愛しているから故。
壊れてしまえばいい、私の汚い心がそう思ってしまっていたから。
『バレたら、マズイですか？』
「当たり前だ。悪いが、君より家族の方が大切だからな」
分かってた事。分かり切ってた事なのに、改めて言葉にされるとグサリと刺さる。
「だから終わりにしよう。何も無かった事にしたいんだ」
『…嫌って言ったら？』
「それでも、関係は切る。部長と部下、それだけだ」
だから、男は嫌いなんだ。
またこうやって、自分の都合が悪くなれば良い方に転がそうとして簡単に切っていく。
「今から、君は信頼する部下に元通りだ」
簡単に、そんなに簡単に、戻れるわけないのに…。
『…分かり、ました』
「すまない」
『……』
結局、身体だけ弄ばれたやつか。
本当に好きだった私の気持ちは、サラッと交わされていたのね。
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airi(プロフ) - 続編見れません（泣） (2014年11月20日 21時) (
レス) id: c79c1f2334 (このIDを非表示/違反報告)
LEI - 誰ぺんですか?それぞれ。 (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
LEI - アンニョー。D.Oペンです。他には、B1A4[ゴンドゥル]TEENTOP[NIEL]2PM[テギョン]などなどです。チングに、なりませんか? (2014年8月21日 13時) (レス) id: b703cfce1e (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - pocoさん» あとがきは10分で出来ましたよｗｗｗ← グダグダですいません(;_;)ｗｗｗるぅちゃんにはこれからも盛り上げ隊長でいて、もらおうかな、と…..(ゴニョゴニョ)２ではドロドロ頑張りまーすっ＼(^o^)／ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
あやきむ(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます！！２ではもっと内容まとめられるようにします(;_;)ｗｗ (2014年7月29日 20時) (レス) id: c304c77761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやきむ
| 作成日時：2014年5月22日 19時
