†六話† ページ7
凛「死ね、死ね、死ね!!」
姉貴は俺に馬乗りになり、俺の首を絞める。
息が出来ない。
でも…死なない程度にしてあるのかな…
最後まで苦しむ様に。
貴「何で…こんなっ!!ケホッ!」
凛「敦子に気に入られて!!アンタが気に入らない!ウチはアンタが、Aが気に入らないんだ!」
敦「ぅ…」
敦子が目を覚ました様だ…
逃げて…姉貴は何を考えているか分からない…
敦「?凛花?…!!何やってんの!!Aが…Aが死んじゃう!止めてぇぇぇ!!」
凛「…敦子ぉ?そぅ…そんなにAが大事?止めても良いよ…敦子がウチの物になるんなら…」
貴「…ぁ…つ…こ…止めろ」
声は掠れている。でも…出るだけましだ…
もう…限界…
敦「…分かった!分かったから、早く!!」
凛「クスッ」
姉貴は、俺の首に回していた手を離した。
俺は酸欠でその場に倒れ込む。
意識が遠のいてい…く…
貴「ぁ…つ…こ…」
敦「凛花…少しだけ待って。傷の手当てだけ………しないと死んじゃうから…」
痛い。痛い。
痛みだけ感じる。
あ…れ?目が…開く?
気付いたら、姉貴が俺の頭をぐりぐりと踏んでいた。
凛「やっと気付いた?敦子は、ウチの部屋で暮らす事になったの。まぁ、せいぜい足掻くと良いわ」
姉貴は此処が俺の部屋だと言わんばかりに、机の上に置いてある写真立てを倒していった。
手には、痛みが残ったままだった。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ブラック(プロフ) - 友達になってください!! (2011年4月18日 17時) (レス) id: 5b55047529 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧雨 幸 | 作成日時:2011年4月17日 23時