転生少女A は 鷹 と 転生少女B の 絆 を 深めた ! ▼ ページ8
それから彩香は厨房で仕事をこなしている為か姿は見えなかったが
フロアの接客をしていた高尾の見事な働きぶりは観察する事が出来た。
バイトを始めてからまだ1年半程度だというのに
高尾はまるで何年もこの仕事をしている様な手慣れた動きが見えた。
注文をしたテーブルを相変わらずの視野の広さですぐに見つけて、決して客を待たせない。
更にメニューを運ぶ時のスマイルも最早完璧だった。
一部の女性客がお好み焼きの具が入ったボウルを落として困惑しきっている時も、
「大丈夫ですかっ?隣の席空いてますんで、どーぞこちらへ!」
と戸惑いを和らげてくれる明るい声かけと魅惑的な笑顔に女性客は申し訳なさを感じながらも非常に嬉々としていた
そんなテキパキとした働きっぷりにカウンターの手前で具材を切っている大将が「アイツはいいっすよ」と近くの男性に話していた
「サービス精神が今の学生とは思えねぇんだ。周りもよく見てて、レギュラーに欲しいぜ」
色んな人に褒められていて、A自身も高尾になった様に嬉しくなった。
こんなに認めてくれる人がいるなんて、素敵な環境でバイトが出来てるんだなぁ。
Aはちょっと高尾が羨ましくなって、ふっと笑うと、静かに"ごちそうさま"をした。
板前の制服からラフな私服に着替えた高尾と彩香は、笑顔で手を振りながらAの元に向かった
「お疲れ様でした〜!」とハモる二人の挨拶が、店内にいる大人達を明るくさせた。
初夏の星空の下。正直あんな格好いい仕事姿を見たAは黒のTシャツを着こなす高尾に少しドキリとする。
瞬時に彩香に対しての申し訳なさが込み上げてそれを振り払う様にAは慌てて話題を振った
「ぐああああ、結局おーちゃんの仕事姿見れなかったああああ!!」
がしがしと乱されたミディアムヘアーは自然と落ち着いていった。
すっかり暗くなった夏の歩道にAと彩香と高尾の3人。
「ふっふっふ」
急に高尾が怪しい笑みを浮かべたと思えば、おもむろに鞄から携帯を取り出して開いた。
あ、そっかこの頃はまだスマホ発売されてないんだっけ?
「これを見よ!このレア写真が目に入らぬか!www」
高尾の持つ携帯の画面には、彩香の板前の姿が写っていた。
「ああああああああっ!!」
直ぐ様奪う。そしてガン見。間違いなくそこにはポニーテールを団子にして仕事モードに入っている彩香。
「へへん。俺がホークアイを屈指して無許可で撮ったwww」
「何してんの高尾!?///仕事せんか馬鹿!!」
「休憩だったんですぅ〜(・ε・` )」
「ぶっはwwwwww君達イケメン過ぎるだろwww」
とにもかくにも
努力する二人の姿が見えてランランとしているAであった。
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恋歌@雲雀ファンクラブ会長(プロフ) - KAMEさん» いや、タラシだからこそ、尚いいんです(`・ω・´) (2014年10月11日 23時) (レス) id: f6c9f1995a (このIDを非表示/違反報告)
KAME - 恋歌@雲雀ファンクラブ会長さん» 肩とか腰とか足とか脇腹とか(( 天然タラシ…ですね、確かにwww私の書く赤司様ってタラシだったのか…ちょっとしょぼんぬ(´・ω・`)← (2014年10月11日 23時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
KAME - mokomoko@KAMEさん愛は誰にも負けないさん» マジっスか!!(; ・`д・´)なんかmokomokoさん独占出来たみたいで嬉しいっスwww手料理はたまに作るんである程度なら出来ますよ〜!親子丼とかカレーとか。最新話は赤司様が赤司様してましたね(◎-◎;)足手まとい宣言…辛いっスよね(´;ω;`) (2014年10月11日 23時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌@雲雀ファンクラブ会長(プロフ) - KAMEさん» よっしゃフラグ来るぅぅぅぅぅぅう!!!!ていうか赤司様と二人三脚…だ…と?超密着するじゃーん!!←くっ!さすが天然タラシ、結構ダメージが来ますね……! (2014年10月11日 8時) (レス) id: f6c9f1995a (このIDを非表示/違反報告)
mokomoko@KAMEさん愛は誰にも負けない - KAMEさん» 安心してくださいKAMEさん!私、この名前にしてから1度も他の作品様にコメントしていないので!( ^∀^)b…KAMEさんの、手料理…あー…オナカヘッタナー…(チラッ← 赤司様…容赦ねぇ…!足手まとい宣言されるのは精神的にキツいんですよ…!?(今年の体育祭で経験済) (2014年10月11日 6時) (レス) id: 2aa41140c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KAME | 作成日時:2014年9月23日 22時