B型男子には騙されない《紫・黒・青》 (ページ10)

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Aside

目黒くんにちょっと外で話しませんかなんて言われたので

まぁ、あの中にいるのは彼が(女の子たちに囲まれてめんどくさいし)辛いだろうと思ったので一緒に外で話すことにした…

が。話すこと特にない…気まずい空気が流れる

目「先輩」

沈黙を破ったのは目黒くんだった

『どうした？』

目「先輩のこと…A先輩って呼んでいいですか？」

『ふぇ？』

やっば、思ってた会話と全く違いすぎて素っ頓狂な声出た

『そんなん全然いいんだけど…』

目「じゃあ…先輩も俺の事名前で呼んでくれませんか？」

『わ、わかった…』

『蓮…くん？』

目「はい」

満足そうにちょっと口角を上げた目黒くん…もとい、蓮くん

目「自分でお願いしといてなんか照れます」

『なにそれ笑』

年下男子かわいいなー

それからしばらく蓮くんと仕事の話とか趣味の話とか色々した。

『へー、蓮くんザリガニ釣り得意なんだ』

目「A先輩はザリガニ大丈夫なんすか？」

『え"得意ではないかな…』

目「いやそれ苦手な時の反応…笑」

『笑笑』

蓮くんと話すのは楽しくて結構外で話してしまった

『そろそろ戻ろうか』

目「あ、なんか連れ出して長話しちゃってすみません…」

『いいんだよ〜楽しかったし！第1、蓮くんと仲良くなれたことが嬉しかった』

目「俺マジでA先輩が教育係で良かったっす…」

『待って！それは出世した時に言って！』

目「なんですかそれ笑」

その後はスっと店に戻ってしまったから気づかなかった

？「A…？」

"彼"が遠くから見ていたことに…