B型男子には騙されない《紫・黒・青》 (ページ25)

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Aside

付き合ってしばらくした後

辰哉の家でいつも通り私がご飯を作り2人で向き合って食べていた。

深「ねぇ、A〜？」

『ん〜？』

深「あのさ」

『うん』

深「一緒に暮らさない？」

さらっと何気なく言う辰哉

『え？なんて？』

深「だぁーかぁーらぁー、同棲！しない？」

『！する！』

深「はぁ〜よかった、拒否られんじゃないかと」

体の中の空気が全部無くなっちゃうんじゃないかと思うぐらい大きなため息でほっとする彼は私にこの事を伝えるのにかなりの緊張をしたらしい

『すごく何気なく言ったじゃん。緊張感ゼロで』

深「ポーカーフェイス！すごくね？俺、役者なれちゃう？」

『んー、顔デカイから無理じゃない？カメラに収まんない』

深「おい！笑」

「彼氏に向ける言葉じゃねーだろ笑」

『うそうそ、辰哉2枚目キャラだもんね』

深「3枚目キャラだわ！っておい！！笑」

『ちゃんと2枚目って言ったのに…笑』

幸せな時間ほどあっという間に過ぎてしまうもので

幸せな同居生活の数年後

事件は起こる