感情欠如の幹部様【wrwrd!】 (ページ6)

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五話ページ6

現在の状況は我々国の圧倒的有利だった。しかし，そこに一本の無線が入る

「大変だ！銃部隊がこちらに来ている！俺達で相手は難しい！」

送り主はひとらんだった。ひとらんは刀で戦場へ出ている。刀をうまく使えるのは我々国の中でもひとらんとAだけだった。Aはひとらんに使い方を教えてもらったため使えるのだ。

そして，彼の率いる部隊は皆剣で戦っている。銃相手に刀，剣は難しい。

ひとらんからの無線にトントンは冷静に返した

「了解した，すぐに別部隊を掩護にいかせる。それまで持ちこたえろよ！」
「了解！」

ひとらんとの無線を切ると，トントンは直ぐにロボロに無線をつないだ

「ロボロ！今援護に向かわせることのできる部隊はないか？！」

いきなりのトントンからの要望にロボロは少し焦り，一通り現在の各部隊の状況を確かめたが開いている部隊は無いようだった。

「悪いなぁ，トントン。今はどこも開いてないわ…」

「そうか……」

いよいよトントンも焦ってきた。その時，

「大丈夫ですよ，私が行きます」

トントンの横で手を軽く上げて笑顔で言うA。トントンは急いで止める

「あ，あ，あ，あかんでぇぇ！！」

後ろの方にいたグルッペンも止める

「何ゆうてんねん！？」

しかし，彼らの静止を気にも留めずAは刀を手に取ると腰にさした

「それじゃあ行ってきますねー」