二十三話 ページ24
「Aーーー！Aーーー！どこやぁ!!」
街中で傘を差しながら大声でAの名前を呼びながら歩き回るトントン
我々国では勿論有名な幹部様が，同じく有名な幹部Aの名前を大声で呼びながら街中を走り回っている。さすがにこれはただごとではないのでは…？と周辺の人々が心配するのも当たり前
そこに，一本の連絡が入った。
「トントン！A見つけたわ！今から城帰るし!!」
ゾムからの連絡，ゾムは一方的にこれだけいうとプツンと切ってしまった
「あっ！ちょ，どこ……かぐらい教えてくれや…切るのはやいわ」
まぁ，見つかって一安心。空を見ると，もう日が沈み始めていた。
――――――――――――――――
「Aーどこ行ってたんや！心配したんやぞ！」
『え，えっと……まぁまあ落ち着いてくださいよグルさん……』
「落ち着けるか!!どこにいたんか言うまでお菓子あげへんでー！」
「子供か」
「そんなん流石にAにはきかんやろ…w」
『そ，そんな！グルさん酷いですよ〜！」
「「効くんかいｯ!!」」
さすがの大先生とコネシマも引くレベルの二人の会話
そこにオスマンも乱入
「グルさん，それは流石にひどいわぁ…じゃあAにそんなこといった罰でグルさんこっから一週間甘いもん食べるの禁止な」
「待って!!それはきついってｯ!!!あかんて!!俺ころすき??!!」
「いやそんな叫ばんでええから」
こちらの会話もなかなかな物。すかさずロボロがツッコミに入った
Aの服に着いた血については，誰も触れなかった
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