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十話 ページ11
戦争から数日たち，皆のお祭り騒ぎも収まってきた頃
街の見回りから帰ってきたエーミールは一人の少女を連れて帰ってきた
「おいエミさんソイツは誰や」
「まさかエミさん，拉致って来たんか？！」
ざわざわとしだす会議室
エーミールは急いで否定する
「ちゃうちゃう！！これはやな，拉致って来たんじゃなくて…」
「ねー，お名前はなんていうの？」
「俺のこと無視？？！！」
エーミールの言葉を無視し，ロボロが少女に歩み寄る
それにつられて他の幹部も少女の前に集まった
少女はぐるりと幹部たちの顔を見るとポツリと一言
「ミサ，ミサ・アンぺナー」
俯きがちに言った彼女の声はとてもか細く，自信なさげだった
「そうか，そうかーミサちゃんかー」
そういって彼女の体を隅々まで見回したのは鬱先生
どうせ変な事でも考えているのだろう
ゾムはジロジロを少女を観察している
少女はと言うと，
ずっと笑っているAの事を見ていた
またまた，波乱の予感がします
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