episode11(2/3) ページ22
お昼になり、昨日と同じようにお茶子ちゃん、出久、飯田くんと食堂に行く
私は、オムライスをもらい席につく
昨日食べたけど、ここのオムライス美味すぎて絶対飽きる気がしないんだよなぁ…
皆料理を受け取り席につくと食べ始める
オムライスの美味しさに夢中になりつつも、３人の会話を聞いていると
｢でも、飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの？メガネだし！｣
いや、メガネ関係ねぇぇぇ
…とつっこみたくなるのを咳払いで誤魔化しつつ相槌を打つ
｢”やりたい”と相応しいか否かは別の話…僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ｣
飯田くんらしい誠実な言葉に感心していると出久とお茶子ちゃんは僕という一人称に疑問を持ったようで首を傾げる
｢ちょっと思ってたんだけど飯田くんて坊ちゃん!?｣
｢ぼっ!!……そう言われるのが嫌で一人称を変えてたんだが…｣
お茶子ちゃんの遠慮ない疑問に困ったような表情を浮かべた飯田くんは、自分の家について話し出す
飯田くんの家は代々ヒーロー一家で飯田くんはその次男、しかも兄が有名なヒーローインゲニウムだと自慢げに語った
あからさまな態度につっこむ出久は、興奮気味のようで…出久のヒーローオタク具合にクスッと笑う
｢規律を重んじ、人を導く愛すべきヒーロー!!俺はそんな兄に憧れ、ヒーローを志した
人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う
上手の緑谷くんが就任するのが正しい!｣
そういった飯田くんは少し笑顔だ
｢なんか初めて笑ったかもね飯田くん｣
｢確かに笑ったところ見たことなかったかも!｣
｢え!?そうだったか!?笑うぞ俺は!!｣
｢雄英に入学して間もないからまだ固くなっちゃうのかもね｣
お茶子ちゃんの言葉にそういえばそうだと同意すれば、飯田くんは自覚がなかったようで本来はもっと笑うらしい
もっと一緒に笑えるくらい皆と仲良くなりたいな
ウゥ〜
突然鳴り出した警報に思わずオムライスを吹きかけて口を抑える
『セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難して下さい』
慌てて出口に向かう上級生達に飯田くんが尋ねたところ、セキュリティ3は校舎内に誰か侵入してきた場合の警報だという
ぎゅうぎゅうになるほど出口に人が向かう
その流れに私達も巻き込まれ、押しつぶされそうになる
こ、これは時間止めても抜け出せる気がしない…
｢あっ、しまっ…｣
踵を踏まれバランスを崩した私はコケて他の人に踏みつけられそうになり、思わず目をギュッと瞑った
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ただの葉(プロフ) - ありがとうございます！初心者なのでおもしろいの一言がとても嬉しいです(*´ω`*)更新頑張ります！！原作沿いにしつつ、キャラも救済したい随分と欲張りな夢主ですが、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2018年9月30日 19時) (
レス) id: 886fe0a2a2 (このIDを非表示/違反報告)
桜酒 - おもしろいです！更新頑張ってください！原作沿いを大切にする夢主・・・仕事ができるなぁ… (2018年9月30日 17時) (レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
ただの葉(プロフ) - ゆっくりフランさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月25日 10時) (レス) id: 886fe0a2a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりフラン(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます！ (2018年8月24日 9時) (レス) id: 37cecb84fa (このIDを非表示/違反報告)
ただの葉(プロフ) - 、さん» すみません、以後気をつけます。 (2018年8月17日 1時) (レス) id: 886fe0a2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただの葉 | 作成日時：2018年8月17日 1時
