出会い ページ2
さとみ side
一目惚れをした。
ある日の夜、
俺はすとぷりメンバーとの打ち合わせを終えて
電車に乗った。
最近はYouTube毎日投稿に加え、
予定が常に入っている状態。
楽な生活ではなかった。
でも俺らがしたいからそうしてるわけであって、
弱音は吐かない。
…はっきり言って、疲れている。
そんな俺の目に飛び込んで来た一人の女性。
ここからではかなり距離があるのに、
はっきりと姿を確認できる。
スーツに正されているわけではなく、
吊革を持ってまっすぐ立っている。
凛とした姿勢。
さとみ「……」
この人だ、という感覚が理由もなくあった。
ビビッと来て、気付いたらずっと見つめていた。
電車が激しく揺れる。
周りの人が揺れに身を乗せているにもかかわらず、
その女性はただまっすぐ立っていた。
俺がずっと見つめていると
視線に気付いた彼女がこちらを向いた。
目が合って、俺は腕に力が入る。
射抜くような瞳。
時が止まったような感覚。
ぞくぞくと感情がこみあげて来る。
彼女が目をそらしたのをキッカケに我に帰る。
これは…まずいな。
湧き出して来ている感情に戸惑いを隠せない。
ここまでグサッとくるのは久しぶりだ。
俺はとりあえず再び女性に目を向ける。
じっとまっすぐ前を見つめる横顔が
すごく綺麗…
電車が止まって、周りの人が降りようとする。
さりげなく周りを気遣いながら
体をねじる彼女。
周りの人が出口に向かいやすいように
すごく上手に動いている。
当の本人はそれがあたりまえかのように
表情ひとつ変えていない。
周りの人もそれを受け入れて
あたりまえに彼女の周りを移動する。
その姿に、また惹かれる。
まじかよ、俺…正気か？
電車が止まるたびに
彼女が降りてしまわないか不安になる。
俺の降りる駅まであと三駅。
あと二駅…
あと一駅…
さとみ「あ…」
彼女が出口に向かう。
簡単に人混みの中に消えていってしまった。
俺は残念だ、と思いながら
なぜか安心していた。
きっとこのまま惹かれ続けるのに耐えられなかったのだろう。
これが、俺が君を見つけた日の話。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
出会い
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かりん(プロフ) - 犬田さん» ああああああありがとうございます！とっても嬉しいです！（ ; ; ）頑張ります！！ (2020年3月17日 0時) (
レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - @みんと*さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - ぷりんすなお姫様からすとぷりの占ツク作者様はかりんさんが一番大好きで最近見かけなくて寂しいな〜なんて思ってたところなんです泣やっとかりんさんの作品が読めて嬉しいです(^-^)更新頑張ってください！ (2020年3月16日 21時) (レス) id: 97eecc68d9 (このIDを非表示/違反報告)
@みんと* - めっちゃ面白いです！！頑張ってください！ (2020年3月16日 9時) (レス) id: 520d4881dd (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - リト@歌い手色の占ツク民達さん» ええん嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます〜〜！ (2020年3月15日 19時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりん | 作成日時：2019年3月20日 2時
