ぷりんすなお姫様 ６【すとぷり】

私の居場所 ページ4

A side

急遽すとめもにお呼ばれして
サプライズで登場した。

私はちゃんとすとぷりメンバーとして
復帰することができた。

すとめもの打ち上げにも参加して、

その後ころちゃんの家に集まる。

A「みんなぁ〜〜」
莉犬「まじお前、ほんと、あ〜〜もうほんとに！！！」
A「なんだよ」

やっと帰ってこれた。

私の大好きな場所。

A「そうだそうだ、これ、ネックレスありがとうね。」

指輪もネックレスもずっとつけてたよ。

A「それから、べりーのお世話もありがとね、なーくん」
ななもり「うん」

私の大事な宝物。

ジェル「なぁるぅと、そろそろ言ってええんちゃう？」
るぅと「まずはプレゼント渡さなきゃでしょ」

そうだ、私今日誕生日なんだった。

「「「お誕生日おめでとう」」」

分厚い一冊のアルバムを渡される。

ころん「それ作ったの、僕らで」
A「乙女心わかってんね」
さとみ「俺らにかかれば余裕やな」

これ以上褒めたら調子乗るからもう言わない。

私はアルバムをペラペラとめくる。

すとぷりが活動開始してから、
今日のすとめもで私が登場した時までの写真が
びっしり貼ってある。

すごいなあ、これ。

A「ああ、こんなこともあったね」

思い出をひとつひとつめくっていく。

じんわりと痺れる心。

A「…ありが…とう…っ」

感謝が涙に溢れた。

るぅと「それでは歌います」

ギターを引き始めたるぅとくん。

聞き覚えのある曲。

一昨年プレゼントしてくれた曲だ。

私がずっと大事に心の中に閉じ込めていた曲だ。

A「…ん、」

久しぶりに何も考えずに泣けた。

心からの感動だった。

ななもり「A」
A「はい」

これから言われることを何となく予想する。

ななもり「好きです」
ころん「好き。」
さとみ「好きだ」
ジェル「好きやで」
莉犬「好きだよ…」
るぅと「好き…っ」

私、こんなに想われてたんだなぁ。

久しぶりに再会した途端
周りのこと考えれなくなって告白しちゃうくらい

ずっと我慢させてたんだなぁ。

A「ありがとう」

私の答えはひとつ。

A「ごめんなさい」

あなたたちは恋愛対象じゃないの。

友達よりも、恋人よりも、家族よりも
もっとずっと大切な存在。

一生を誓った存在。

私に居場所をくれた、
感謝してもしきれない存在。

A「大好きだよ。本当にありがとう」

だから私達は共に歩み続けるんだ。

大好きなすとぷりとして。


￣fin.￣

あとがき→←おかえり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す