ぷりんすなお姫様 ３【すとぷり】

補色 ページ43

A「りーいーぬーくん」
莉犬『うるせぇなあ…』

久しぶりに莉犬くんとご飯食べに行きたいなぁと思って朝のはやい時間から電話してやった。

莉犬『まだ寝てんだよ…』
A「ご飯行こーう」
莉犬『話聞けよ』

電話しながらスタ連してやる。

莉犬『ねえまじうざいw』

犬が怒ってるスタンプが返ってきた。

莉犬『俺遅くまで作業したから眠いんだよ』
A「知らん。飯。」
莉犬『お前さぁw』

文句言いながらも電話切らないでくれるのか。

優しいなわんわん。

A「ご飯行こうよ〜ねえ〜」
莉犬『わかったからちょっと寝かせてw』
A「やぁ〜だぁ〜」

私が駄々をこねると
莉犬くんは深いため息をついた。

莉犬『後でもいいじゃん、ね？』
A「やぁだぁ〜！今行くの〜！」

ホントは別に今じゃなくてもいいんだけど…

なんかまだ莉犬くんと話してたいから
駄々こね続けよーっと。

莉犬『もうお前うるせぇんだよww 一回黙れw』
A「ぎゃああああああああ」
莉犬『なんなんだよお前ww』

電話の奥でごそごそと音がする。

布団の中でもぞもぞしてるのかなー？

私はもうすでにソファにいるんだけどね。

A「私シャワー浴びてくるから起きてね」
莉犬『はいはい行ってらっしゃい』

シャワーを浴びるために電話を一度切る。

私シャワー時間かかるからねー…


結構時間をあけて莉犬くんに電話をかけ直す。

A「……」

出ない。

もう一度かけ直すと
掠れた声の莉犬くんが電話に出た。

莉犬『…ホントにかけてきた……』
A「かけるよ。私嘘つかないもん」

髪を拭きながら話す。

A「寝てたん？」
莉犬『普通に二度寝してた』

よーし、ドライヤーもしよーっと。

ぶおおおおお〜。

莉犬『うるせぇなぁw』
A「聞こえなーい！大きい声で話してー！」
莉犬『あのさぁ！！w』

実は結構聞こえてるんだよね。

声張り上げて話す莉犬くんおもしろいわw

莉犬『めーしーどーこーいーくー？！』
A「くくくww」

キレ気味に話す莉犬くん。

やだ、行く気じゃない。

A「どこでもいーよー」
莉犬『お前の声全然聞こえねぇ！w』

きゃははは、と笑う声が聞こえる。

ドライヤーを止めて
リビングに戻る。

A「あーー疲れた」
莉犬『だからさっきから勝手なんだよ！！』

もうすっかり元気な莉犬くん。

A「あーもう朝からぎゃんぎゃんうるせぇな」
莉犬『おまっw うぜええええ！w』

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