ぷりんすなお姫様 ３【すとぷり】

すとぷりしょっぷ ページ32

朝方バイトを終えて、
そのままなーくんの家に向かう。

今日は苺の日ということでね、
二人ですとぷりしょっぷ見に行ってみるかーって
話になったのよね。

ななもり「はいはい」
A「お邪魔しまあす」

こんなに朝はやい時間なのに
なーくん起きてるんだな…

A「お仕事してたんですか？」
ななもり「んー、まあね」

ななもり「Aだってバイトしてたんでしょ？」
A「うん」

なーくんがココアを作って渡してくれる。

A「ありがとうございます〜」

外はまだうっすら暗い。

ななもり「うわー、もう並んでる子いるのかー」
A「え、まじ？」

ケータイを見ながらびっくりするなーくん。

こんな朝はやい時間から…凄いなあ…

ななもり「俺らもそろそろ行く？」
A「行きましょうか〜」

ばっちり帽子かぶってマスクして。

ちょっとだけメイクも変えて来たから
きっとバレないよね〜。


A「わ、すごい人」
ななもり「え、わ、ほんとだ」

しょっぷ周辺に来てみたけど
すんごいことになってる。

みんなこんな朝はやくからちゃんと
身形整えてきたんだなあ…

ななもり「あの子A推しじゃん」
A「あ、その子と一緒にいる子ななもりさん推しですよ」
ななもり「なんか良いね」
A「良いね」

不審者だと思われないように
少し遠くから眺める。

A「何か食べもん買ってきますね〜」

コンビニ探してテキトーに買う。

そして戻ってきたとき、ななもりさんは
元の場所には居なかった。

少し探すと青ざめた顔のなーくん発見。

A「あのぉ…」
ななもり「違います！」

後ろから声をかけるとめっちゃ否定された。

ななもり「あ、なんだ、Aか」
A「どうしたの？w」
ななもり「声かけられた…」
A「まじ？w」

なーくん曰く、並んでる子と
ぱっと目があって慌てて反らしたら
ちょうどその子がなーくん推しだったらしい。

A「じゃあそろそろ帰りますか」
ななもり「うん」

帰るときに列の隣をわざと通るなーくん。

ななもり「みんなありがとね」

小声でそう言って早足で逃げていった。

取り残された私は列の子に手を振って
慌ててなーくんを追いかけた。


A@すとぷり
朝はやくに池袋店行ったけど
人多すぎてやばかったとは言えない
｜
ななもり@すとぷり
そしてバレかけた上に
そのままジェルステ行ったとは言えない


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すとぷりしょっぷ/完

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