ぷりんすなお姫様 ３【すとぷり】

パートナー ページ31

A「ああああっっ！！かわいいい！！」
さとみ「どれ、どの子」
A「この子！」

はい、私、そろそろ本気で、
猫ちゃん飼っちゃおうかなと思いまして！！

何回かペットショップ通ってるんですよね！

そして今日は猫飼いのさとみちゃんに
ついてきてもらってるんですよね！

さとみ「お前犬派じゃなかったのかよ…」
A「犬はたぴちゃんいるもん」
さとみ「そんなん猫はひないるじゃん」

だって…寝落ち通話したときに
ラブラブしてるの羨ましかったんだもん…

なんて絶対言えない！！

A「……」
さとみ「お前ころんの家通ってるだろ」
A「なんでバレたの」

私引っ越してもっところちゃんの家近くなったんだよね。

さとみ「……んでどの子って言ったっけ」
A「この子！」

真っ黒できれいな黄色い瞳のマンチカン。

さとみ「うわ美人だ」
A「でしょ〜」
さとみ「Aと似てんね」
A「それ私も美人ってこと？知ってる」

こいつ馬鹿だ、と苦笑いするさとみくん。

A「…連れて帰りたいなあ」
さとみ「幸せにできる自信あるなら連れて帰んなよ」

そうだよね、命だもんね。

こんなに重いものないよね。

A「それでもこの子と過ごしたい…」
さとみ「じゃあもう決まりじゃんね」


数日後、黒猫ちゃんを家に迎えた。

A「どうかな、緊張する？」
さとみ「思ったほど警戒してないね」

こわいからさとみくんも一緒。

あたりをくんくん匂って私の膝の上にのぼってくる猫ちゃん。

A「さ、さとみくん…！」
さとみ「なんでうるうるしてんの」
A「…かわいい！！」
さとみ「はいはいw」

そっか、名前つけてあげなきゃだめなんだ。

すとぷり関係の名前がいいなあ。

すとろべりーぷりんす…

あ、べりーちゃんて、かわいくない？！

A「ね、べりーちゃんてどう？」
さとみ「すとろべりーの？」
A「そう！」
さとみ「そのままやなw」

なんだか愛しそうに笑うさとみくん。

A「べりーちゃん」

真っ黒な毛にベリーって
この子なんか大人な子になりそう。

私より大人っぽくなったらどうしよう。

何度か名前を呼ぶと
ふっと私の顔を見たべりーちゃん。

そして甘えたように私の手にすり寄ってきた。

A「…ふふっw」

なんだ、私より甘え上手じゃない。

心配いらなかった。

私の新しいパートナー。

これからよろしくね。

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
パートナー/完

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